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住友大阪、フィリピンに再進出 フィルセメント株15%を取得
2025年09月18日
マニラ(フィリピン)— フィンマ・コーポレーション(Phinma Corp.)傘下のセメントメーカーは、日本の住友大阪セメント株式会社と株式取得に関する契約を締結し、フィルセメント(Philcement)の株式15%を売却することになった。住友大阪セメントは、フィリピンのセメント業界に長く関わってきた日本の投資家である。 フィルセメントは昨日、住友大阪セメントと株式引受契約を締結したと発表した。住友大阪セメントは日本でも最も歴史あるセメントメーカーの一つだ。 今回の契約は、2023年にホルシム・フィリピンズ(Holcim Philippines Inc.、現在は上場廃止)の株式9.22%を手放して以来、2年ぶりのフィリピン再参入を意味する。 フィンマによると、「今回の契約は、住友大阪が新株発行によってフィルセメント株式15%を取得するものです。取引はクロージング条件が満たされ次第、年内に完了する予定です」という。住友大阪の参入により、フィルセメントは資本基盤を強化し、旧ブランド「ユニオンセメント」の名の下で事業拡大を進めることができる。フィリピンのセメント産業は公共・民間双方のインフラ建設需要を背景に成長局面に入っている。 取引完了後もフィルセメントの筆頭株主はフィンマが維持する。 フィルセメントはフィンマが60%を出資する子会社で、セメント製品の製造、輸入、加工、販売を行っている。工場はバターン、ダバオ、パンパンガ、ザンボアンガ・デル・ノルテに所在する。 昨年、フィルセメント・ミンダナオ社はペトラ・セメント社を5億ペソで買収し、ザンボアンガ・デル・ノルテの施設を引き継いだ。フィリピンのセメント市場は次の10年初頭にかけて2桁成長が見込まれており、データMインテリジェンスの予測によれば2023年から2031年まで年間22%の成長を遂げ、2兆1,060億ドル規模に達する見込みだ。 データMインテリジェンスは、インフラプロジェクトに必要なセメント需要の高まりや、政府による低価格住宅建設の推進が成長要因になると分析している。 住友大阪セメントは主にセメント事業を中心とした7事業分野を展開し、生コンクリート製品の製造・販売にも携わっている。同社はかつてセメント大手ホルシムの株主でもあったが、2023年に同社がフィリピン証券取引所で上場廃止となる前に撤退していた。 「提供元」http://philstar.com 弊社ではフィリピンでのお困りごとなどに対応しています。 お困りの際は、LINEにてお気軽にお問い合わせください。