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フィリピン 「ナンド」やや速度を上げ、24時間以内に台風へ発達の可能性
2025年09月19日
マニラ(フィリピン)— 熱帯暴風雨「ナンド」(国際名:ラガサ)は、9月19日(金)の朝に速度を増しながらフィリピン海を西へ進んでおり、今後24時間以内に台風へ発達すると予測されている、と気象庁PAGASAが発表した。 午前10時時点で、ナンドの中心はルソン中部の東1,005キロに位置し、中心付近の最大風速は時速75キロ、最大瞬間風速は時速90キロに達している。最新の観測によれば、ナンドは西に向かって時速20キロで進んでいるという(午前11時発表の速報)。 現在のところ熱帯低気圧シグナルは発令されていないが、PAGASAは9月20日(土)の朝までに北ルソンの一部にシグナル1が発令される可能性があると警告。さらにナンドは9月22日(月)午後から23日(火)未明にかけてバブヤン諸島付近に接近する前に「スーパー台風」に発達する恐れもあるという。 また、ナンドは9月23日(火)の午後にフィリピン責任域(PAR)を抜ける見込みである。 モンスーンの強化と大雨・強風の予想 ナンドは南西モンスーンを強め、今後数日間、各地で大雨と強風をもたらすと見られている。 • 金曜日 — イロコス地方、サンバレス、バターン、ビコル地方、東ビサヤ • 土曜日 — ビコル地方、東ビサヤ、カラガ • 日曜日 — ビコル地方、ビサヤ、北ミンダナオ、カラガ PAGASAは、特に沿岸部や山間部で強風から烈風が吹く恐れがあると警戒を呼びかけている。 また、日曜以降はルソンの広範囲の沿岸で波が高まり、波高は最大14メートルに達する可能性がある。さらに9月20日(土)には北ルソンに高潮警報が出される可能性もあるとしている。 「提供元」http://philstar.com 弊社ではフィリピンでのお困りごとなどに対応しています。 お困りの際は、LINEにてお気軽にお問い合わせください。