ニュース
フィリピン 台風ニカ、オフェル、ペピートが4億7,800万ペソの被害をもたらす

マニラ—今月、破壊的な台風3つが農業とインフラに約4億7,800万ペソの被害をもたらしたと、国家災害リスク削減管理評議会(NDRRMC)が火曜日に発表しました。
台風ニカ、オフェル、ペピートは、カガヤンバレー、中央ルソン、コルディレラ地域でインフラに約4億6,980万ペソの被害を与えたと、NDRRMCが午前8時の報告書で述べました。
さらに、この一連の台風は、作物、家畜、農業機械に約860万ペソの被害をもたらしました。また、ダム放流の影響で北部フィリピンが洪水に見舞われました。
これらの災害は約180万人に影響を及ぼし、そのうち約45万3,000人が避難センターに避難しました。
NDRRMCは、この3つの台風による死亡者をまだ確認していませんが、少なくとも25人が負傷したと述べています。一方、地元当局は、ペピートによって少なくとも8人が死亡したと報告しました。
フィリピンでは台風による死者数が増加しており、被害からの復旧作業が進められています。
これらの台風は、6つの地域で洪水を引き起こし、約100カ所で停電をもたらし、約1,500棟の住宅を破壊しました。
少なくとも20の都市や町が災害状態を宣言し、追加の資金調達や生活必需品の価格凍結措置を講じたとNDRRMCは述べています。政府はこれまでに約5,400万ペソ相当の支援を提供したとしています。
気候変動は台風の強度を増大させており、これにより大雨、鉄砲水、強風がより頻繁に発生しています。
「台風は次の台風が発生しやすい条件を作る役割も果たしている」と科学者は指摘しています。
月曜日、フィリピンで防衛相およびフェルディナンド・マルコス大統領との会談のため訪問中のアメリカ国防長官ロイド・オースティン氏は、今回の台風被害者への人道支援として追加で100万ドルを拠出すると発表しました。
[提供元 TVpatrol] https://news.abs-cbn.com