ニュース

2024/11/25

フィリピン トンドのイスラ・プティング・バトで大規模な火災が発生、2000家族が住む場所を失う

マニラ – 日曜日、マニラのトンド地区にあるイスラ・プティング・バトの住宅地で大規模な火災が発生し、少なくとも2,000家族が家を失いました。

マニラ消防署の情報・調査部門の責任者であるアレハンドロ・ラモス上級検査官によると、火災は午前8時ごろに発生し、約1,000軒の住宅が焼失しました。

火災は正午前にタスクフォース・チャーリーにエスカレートし、メトロマニラ全域の消防隊が対応に追われました。

フィリピン空軍も消火活動を支援するために航空機2機を派遣し、さらに4隻の消防船が投入されました。ラモス氏によれば、この地域の多くの住宅は軽量で燃えやすい材料で建てられており、多くが非公式居住者の住まいでした。沿岸地域の強風も火災の急速な拡大に寄与したといいます。

「道幅が非常に狭く、特にMICT(マニラ国際コンテナターミナル)の周辺では壁が非常に高いため、梯子を使って対応したり、壁の一部を破壊するなどの方法で対処しました」とラモス氏は語りました。

また、避難する住民で道が混雑していたことも報告されています。

一部の住民は他の出口が火災によって塞がれたため、近くの水路を使って脱出しました。発泡スチロールなどの即席の浮力装置を使って渡る人もいました。

現時点では死者の報告はありませんが、数名の消防士が負傷しています。

マニラ市役所によると、一部の住民はすでにデル・パン避難センターに避難しているとのことです。

「被災者が現金支援、食料、住居再建用の資材を受け取れるよう、地方自治体、DSWD(社会福祉開発省)、そして可能であれば他の支援源を通じて支援を行います。この大変な時期に火災の被災者を支えるために力を合わせる必要があります」とハニー・ラクナ市長は声明で述べました。

また、市長は被災したバランガイ(地区)を災害状態と宣言するよう市議会に求めたことを明らかにしました。「イスラ・プティング・バトはもはや安全な場所ではないため、被災者の移転の選択肢を検討します」とラクナ市長は付け加えました。

[提供元 ABS-CBN News ] https://www.abs-cbn.com/news/nation/2024/11/24/fire-razes-tondo-community-1611

LINEでマニラの最新情報をお届け!
マニラ旅行についてのご相談もお気軽に
お問い合わせください。