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2025/10/28
フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)タール火山で3回の噴火を観測
フィリピン・マニラ発 — 国立地震火山研究所(Phivolcs)によると、10月26日(日)の朝、バタンガス州にあるタール火山で3回の噴火が観測された。
Phivolcsの発表によれば、午前2時55分に小規模な水蒸気噴火(フレアティック噴火)が1回、午前8時13分と8時20分に小規模なマグマ水蒸気噴火(フレアトマグマティック噴火)が2回発生したという。これらの噴火では、火口から約1,200〜2,100メートルの高さに達する噴煙が確認された。
同研究所はまた、タール火山の警戒レベルを1に引き上げた。警戒レベル1では、火山の地下で熱水活動または地殻変動活動が起きている可能性があり、水蒸気爆発やガス爆発、熱水爆発が予告なしに発生するおそれがあるとPhivolcsは警告している。
なお、前日の10月25日(土)にも、タール火山の主火口で小規模なマグマ水蒸気噴火が観測されている。
「提供元」http://philstar.com
