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2025/09/01

フィリピン 9月、3つの気象システム発生 ”全国に洪水警報”

マニラ発 — フィリピン気象庁(PAGASA)によると、9月1日(月)、国内は3つの気象システムの影響で広範囲にわたり雨に見舞われ、洪水の恐れがあると警告しています。

午前4時の気象予報によると、カタンドゥアネス州ビラクの東北東約570キロ沖で確認された低気圧の影響で、ビコール地方、アウロラ州、ブラカン州、ケソン州、リサール州では曇り空に加えて広い範囲で雨や雷雨が予想されています。メトロマニラ、ビサヤ地方、ミマロパ地方、中部ルソンやカラバルソンの各地域でも南西モンスーンの影響により、曇天と断続的な雨や雷雨が続く見込みです。

PAGASAは、中〜強い降雨により、これらの地域では鉄砲水や土砂災害が発生する恐れがあると注意を呼びかけています。南西モンスーンはまた、ザンボアンガ半島、北ミンダナオ、カラガ地方で曇りや一時的な雨・雷雨をもたらし、その他の地域でも局地的な雷雨が発生する可能性があります。

気象庁によると、激しい雷雨の際には鉄砲水や土砂災害が起きやすくなるとのことです。

一方、ミンダナオおよび西ビサヤの沿岸部では南西から西寄りの中程度の風が吹き、沿岸の波の高さは1.2〜1.8メートルに達する見込みです。ルソン西部でも南西から南東の中程度の風が吹き、同程度の波が予想されています。南ルソン東部やその他のビサヤ地方では、北西から南西の弱~中程度の風が吹き、波の高さは0.6〜1.5メートルとされています。

また、ルソンその他の地域でも北東から東寄りの弱〜中程度の風が吹き、0.6〜1.5メートルの波が予想されています。

PAGASAは、低気圧と南西モンスーンの影響により、ケソン州、カマリネスノルテ州、カマリネススル州、西ミンドロ州、パラワン州、アンティーケ州で50〜100ミリの大雨が予想されるとして、大雨警報を発表しました。

なお、9月中には2〜4個の熱帯低気圧がフィリピン責任領域(PAR)内を通過すると予想されていますが、現在監視中の低気圧が熱帯低気圧に発達する可能性は低いとされています。

また、断続的な雨による洪水リスクが高まっていることから、メトロマニラおよび16の州では授業や政府機関の業務が停止されています。都市部のケソン市などでは、短時間の局地的な豪雨で急速な冠水が発生する事例も確認されています。

「提供元」http://philstar.com

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