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2024/10/04
フィリピンのインフレ率は2024年9月に1.9%に鈍化

フィリピン統計庁(PSA)は金曜日、9月の消費者物価指数(CPI)が年率で1.9%に減速し、過去4年以上で最も低い水準に達したと報告しました。これは、食品、交通、住宅、そして水や電気などの公共料金のコスト上昇が緩やかになったことが要因です。
PSAの速報データによると、9月のインフレ率は前年同月比で1.9%に低下し、8月の3.3%や2023年の6.1%から大幅に減少しました。この数値は、フィリピン中央銀行(BSP)が予測していた2%から2.8%の範囲を
下回り、先週実施された10人の経済学者によるインクワイアラーの調査で報告された平均2.6%のインフレ予測も下回っています。
◉ PSAは声明で「9月の全体的なインフレの減少は、主に食品およびノンアルコール飲料の指数が前月の3.9%から1.4%に鈍化したことによる」と述べています。9月のインフレ率は、2020年5月に記録された1.6%以来、4年以上で最も低い成長率です。季節要因を除いた月次インフレ率も9月には0.1%減少しました。1月から9月までの平均インフレ率は3.4%で、2023年9月の6.6%よりも良好な結果となっています。