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2024/10/15

フィリピン 100万人のヘルス&ウェルネス観光客を目指す

マニラ — 観光省は、今後数年間で約100万人のヘルス&ウェルネス観光客を迎え入れ、
フィリピンを地域の医療観光の中心とすることを目指しています。

観光大臣クリスティーナ・フラスコ氏とリサ・マルコス大統領夫人は、タギッグで
開催された2日間の「国際ヘルス&ウェルネス観光会議」の開会式を行いました。
このイベントには、世界中から多数の観光業界のバイヤーが参加しました。
フラスコ氏は、このイベントではフィリピンのウェルネスのブランドや、
国内の民間医療施設の質の高さを紹介すると述べました。
「私たちにはフィリピンの古代治療法である『ヒリオット』がありますが、
これはこの会議のハイライトの一つであり、世界クラスの医療施設や医療従事者との
完璧な組み合わせです」とフラスコ氏は述べています。

観光省のトップであるフラスコ氏によると、フィリピンは年間約25万人の
ヘルス&ウェルネス観光客を迎えており、これらは医療治療や歯科治療、
またはスパでのリトリートを目的にフィリピンを訪れる外国人旅行者です。
観光局のパウロ・タグバン局長は、数年以内にこの数字を50万人、
さらには100万人にまで引き上げることを目指していると語りました。
イベントの主催者であるグローバル市場調査会社アゴラも、フィリピンが競争力の
ある価格、質の高い医療施設、高度なスキルを持ち英語が話せる労働者、
そして全体的に優れた観光地であることから、ヘルス&ウェルネス分野で主要な
プレーヤーの一つになる可能性があると考えています。
◉「個人のウェルビーイングと健康に焦点を当てています。これはスパトリートメント、
病気予防、病気の治療に適しています。そして私はフィリピンがこのセグメントを
発展させ、世界のリーダーの一つになる可能性が非常に大きいと強く信じています」
とアゴラのCEO、ハディ・マレーブ氏は述べました。マレーブ氏は、フィリピンは
医療インフラの整備、才能の開発、グローバルな認定基準の遵守、
そして官民パートナーシップの推進を続ける必要があると述べています。

◉ 「今後5年から10年で、この数字は50万人に跳ね上がる可能性があり、
正しいオーディエンスに対して適切にマーケティングされれば非常に大きな増加となります」と彼は語りました。フラスコ氏は、観光省は保健省や民間医療施設との
パートナーシップを強化し、ヘルスツーリズム産業をさらに向上させる努力を続けていると述べました。また、フィリピン人自体がヘルス&ウェルネス産業と観光産業において
大きな資産であることを強調しました。

◉「フィリピンの価格設定はヘルス&ウェルネス観光パッケージを提供する能力において
非常に競争力があります。そして最も重要なのは、フィリピン人の『アルガ』、
つまり患者に対する真の情熱、ケア、そして思いやりを示す能力が他に類を見ないということです。これこそがヘルス&ウェルネス観光における私たちの大きな資産の一つです」とフラスコ氏は述べています。アゴラによると、2023年の世界のヘルス&ウェルネス
観光市場は約8,000億ドルの規模でした。同社は、フィリピンがヘルス&ウェルネス分野で大きなプレーヤーになるためのすべての条件を備えているとしています。

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