ニュース

2024/10/17

フィリピンLTO 小型電気自動車の登録とユーザーの免許を一時停止

フィリピンの陸運局(LTO)は、2024年に入り、
**軽電動車両(LEVs)**の登録および使用者の免許取得に関する規則を
一時停止しました。この措置は、新しい規則の実施前に情報提供キャンペーンを行うための準備期間として導入されました。

◉ LTOが発表した行政命令VDM-2024-044は、電動自転車や電動トライシクルを含むLEVsに対し、運転免許証の所持を義務付けるものです。また、これらの車両が公道で
使用される場合には登録が必要となり、違反者には2,500ペソの罰金が科せられる可能性があります。
この命令はまだ正式に発効しておらず、発行後15日後に施行される予定です。それまでの間、LTOは交通ルールの周知活動を進めており、違反者への取り締まりは行われていません。

フィリピンの陸運局(LTO)は、eトライク、eバイク、eスクーターなどの軽電動車両(LEV)の登録とユーザーに対する運転免許の取得義務を一時的に停止しました。これは、車両の「道路適合性」に関する基準を整備するための措置です。
LTO長官のビゴール・メンドーサ氏はメディアインタビューで、
「道路安全が最優先です。最低限、ライトが必要ですし、ヘルメットの着用も義務化されるべきです」と述べ、現行の基準を見直していると説明しました。また、免許取得の年齢制限を現在の17歳から16歳に引き下げる可能性も検討しており、特に地方では軽電動車両が重要な交通手段として使われていることを考慮していると
述べています。
この決定は、エレクトリックビークル産業発展法(EVIDA)に準じたもので、持続可能なエネルギーとe-ビークルの使用促進を目的としています。しかし、メトロマニラ開発局(MMDA)の主要道路でのLEVの使用禁止は引き続き有効です。MMDAは、これらの車両が交通渋滞の原因となり、また安全性に問題があると指摘し、方針を変更しない姿勢を示しています。一方、アクティブトランスポートの擁護団体は、LEVの規制に関して一貫した政策が必要だと主張しており、複数の政府機関の方針が混乱を引き起こす可能性を指摘しています。

LINEでマニラの最新情報をお届け!
マニラ旅行についてのご相談もお気軽に
お問い合わせください。