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フィリピン PGH救急外来、過剰な患者数で混雑続く
マニラ(フィリピン)発 — フィリピン総合病院(PGH)の救急外来が収容能力を超えたことを受け、保健省(DOH)は医療を必要とする人々に対し、他のDOH管轄の病院へ向かうよう呼びかけています。
テッド・ハーボサ保健大臣は、PGHの救急外来が満床である一方で、メトロマニラにある20のDOH運営病院が患者を受け入れる準備が整っていると述べました。
「これは一時的な措置です」とハーボサ氏は昨日コメントし、「すべての病院、診療所、救急車、医師に対して、PGHへの新たな患者搬送を控えるよう通知しています」と付け加えました。
ケソン市では、DOHの管理下にある公立病院として、以下の病院が挙げられます:
• イーストアベニュー医療センター
• 国立小児病院
• フィリピン整形外科センター
• キリノ記念医療センター
• フィリピン呼吸器センター
• 国立腎臓移植研究所
• フィリピン心臓センター
• フィリピン小児医療センター
また、マニラ市内では、以下の病院も利用可能です:
• ホセ・ファベラ記念病院
• ホセ・R・レイエス記念医療センター
• サンラザロ病院
• トンド医療センター
DOHは、支援が必要な市民に対し、メトロマニラ地域保健開発センターの携帯番号(0956-175-3710 または 0920-251-1800)に連絡するよう案内しています。
PGHは、患者の急増により救急外来が収容限界に達したと発表しました。
しかし、PGHはSNSで「重篤な状態の患者については、救急外来は引き続き開いています」と強調しました。月曜夜の時点で、PGHの救急外来には成人および小児患者あわせて300人が収容されており、本来の収容能力である70人を大幅に超えているとのことです。
PGHの主任チャプレンであるマリト・オコン神父は、収容超過に対応するため「コード・トリアージ」が発動されたと述べました。
またオコン神父は、DOHの「ゼロ・バランス」課金プログラム(患者が費用を負担しない制度)では、政府病院における施設不足や医療スタッフの不足といった根本的な医療問題は解決できないと指摘しました。
「提供元」http://philstar.com
