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2024/10/21

NBI捜査官を装って恐喝を試みた3人がフィリピン・パラニャーケで逮捕

マニラ — パラニャーケ市タンボ地区の店舗で、国家捜査局(NBI)の捜査官を装い、恐喝を試みた3人の男が土曜日に逮捕されました。

警察の調査によると、3人の容疑者は午前3時ごろに店に来て、偽の捜索令状を提示し、店が違法なタバコやシガレットを販売していると主張しました。そして、19歳の店員を
脅し、罰金や商品押収を免れるために10万ペソを支払うよう要求しました。

◉「この店は主に中国製品を販売しており、彼らは店員と話をし、
店主に電話をかけさせました。そして、10万ペソを支払わないと店を閉鎖し、全商品を押収すると脅しました」と、南部警察署(SPD)の広報官ハーゼル・アシロ少佐が語りました。また、容疑者たちは犯行を隠すために店内のCCTVカメラを破壊しました。
しかし、ちょうどその時、通りかかった警備員が店の中の異常に気付きました。
◉ 「警備員が店内で何が起きているのか尋ね、店員は捜索令状を持った者たちがいると伝えました」と、アシロ少佐は説明しました。
◉「警備員が令状と身分証を確認したところ、令状が本物ではなく、
内容も一致していなかったため、捜索令状が偽物であることが判明しました」と警察は述べました。

逮捕後、容疑者たちはNBIの捜査官ではないことが確認され、さらに警察は同じ地区の他の店舗でも2人の容疑者が以前に同様の手口で3万8000ペソを恐喝していたことを突き止めました。容疑者たちは警備が1人しかいない店舗を狙っていたようです。

◉「店には19歳の店員しかいませんでした。彼らは店員を脅して金を奪えると考えたのでしょう。こうした状況を利用して盗みを働いています」と、アシロ少佐は語りました。
容疑者たちはメディアへのコメントを拒否し、「裁判で話す。コメントは控える」と述べました。

警察からの注意喚起

フィリピン国家警察(PNP)は、捜索令状の確認に関して、令状が本物であるか慎重に確認するよう呼びかけています。

「身分証やIDを確認し、捜索令状や逮捕状を執行する前に、相手が正当な身分であることを確認してください。捜索令状に記載された内容をよく読み、署名した判事が実在するかどうかを裁判所に確認することもできます」と、アシロ少佐はアドバイスしました。

現在、3人の容疑者はパラニャーケ警察本部に拘留されており、強盗・恐喝、重大な脅迫、文書偽造、権限の不正使用、器物損壊の罪で訴追されています。

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