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2025/05/14
フィリピン カンラオン山が再噴火、54のバランガイに降灰

フィリピン・バコロド市発 — ネグロス島にあるカンラオン火山で発生した中規模の爆発的噴火により、54のバランガイ(行政区)が降灰に見舞われました。
降灰に加えて、住民たちは噴火に伴う硫黄の悪臭にも苦しめられました。噴火ではまた、山頂火口から4.5キロメートル上空まで立ち上る噴煙も確認されました。
フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)は、発光する火砕流(高密度の火山性物質)が火口から南の斜面に向かって約2キロメートルにわたり流下していると報告しました。
火山活動がさらに激化すれば、警戒レベルがレベル4に引き上げられ、危険区域が現在の6キロから10キロに拡大される可能性があります。
県の災害リスク削減・管理評議会によると、バゴ市、ラ・カステリャーナ、ラ・カルロタ、サン・エンリケ、ポンテベドラ、ヒニガランの49のバランガイで降灰が確認されました。
住民にはマスクの着用と屋外活動の自粛が呼びかけられています。
Phivolcsのテレシト・バコルコル所長は、カンラオン火山から噴出される噴煙は灰、粉塵、火山性の破片を含んでいると説明しました。
また、パイロットには火山付近での飛行を避けるよう通知が出されています。
「提供元」 http://philstar.com