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日本の石破首相がマニラ港を訪問

- マニラ発 — 日本の石破茂首相、マニラ港を訪問
日本の石破茂首相は、2日間の公式訪問を締めくくる前に、マニラ港に停泊中の日本の艦艇2隻およびフィリピン沿岸警備隊(PCG)の巡視船「BRP テレサ・マグバヌア」に乗船し、地域の平和と安定維持に貢献する乗組員や将校たちに感謝の意を表した。
石破首相は、マニラ港に停泊中の海上自衛隊第3掃海隊所属の掃海母艦「ぶんご」と掃海艦「えたじま」を視察した。
「ぶんご」は1998年3月に機雷敷設艦として就役し、「えたじま」は2021年に就役した。えたじまは様々なタイプの機雷を処分するために設計されている。
また石破首相は、日本の円借款プロジェクトを通じてPCGに供与された全長97メートルの巡視船「テレサ・マグバヌア」も訪問した。
首相は、日本の海上保安庁がモバイル協力チーム(Japan Coast Guard Mobile Cooperation Team)を通じてPCGに対して提供している技術指導についても言及した。このチームは2017年に設立され、連携国の沿岸警備隊に専門知識と高度な技能を提供するための専門部隊である。
一方、フィリピンのビンス・ディゾン運輸長官は、日本から追加で97メートルの多目的対応型巡視船5隻を調達する計画を加速していると述べた。
水曜日にPCG本部で行われたインタビューでディゾン長官は、これは石破首相の公式訪問中にフィリピン政府が約束した事項の一つであると説明した。
この調達は、日本国際協力機構(JICA)によるソフトローンのもとで実施され、日本政府はPCG向けに97メートル船を5隻建造することを約束した。運輸長官は、今後数か月以内に日本の造船会社との契約を締結したいとしている。
沿岸警備隊のロニー・ギル・ガバン司令官は、石破首相の本部訪問について「我々への支援を確認する意味合いが強い」と述べた。
「一言も発せずとも、彼のメッセージは非常に明確でした。彼は本当にフィリピン沿岸警備隊とフィリピン国民を支援しているのです」とガバン氏は語った。
さらに、5隻の船舶は2029年または2030年までに全て納入される予定だと付け加えた。
「私たちはより広い範囲をカバーできるようになり、海上での滞在も長くなり、乗組員の安全も向上します」と彼は、船の納入後の展望について述べた。
「提供元」http://philstar.com