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2025/06/04
フィリピン・ハバガット(南西季節風)がルソン地方に影響を及す

フィリピン・マニラ発 — 6月4日(水)、2つの気象システムの影響により、フィリピン各地で曇り空や雨が予想されると、国家気象庁PAGASAが発表しました。
PAGASAの天気予報によると、南西季節風(現地で「ハバガット」として知られる)がルソン地方の一部に雨をもたらし、一方で熱帯収束帯(ITCZ)は南ミンダナオに雨をもたらす可能性があります。
ハバガットの影響により、イロコス地方、バタネス、バブヤン諸島、アブラ、ザンバレス、バターン、パラワンでは、曇り空に加えて断続的な雨や雷雨が予想されています。
PAGASAは、これらの地域では中程度から時折激しい雨が降るため、鉄砲水や土砂災害の可能性があるとして住民に警戒を呼びかけています。
メトロ・マニラおよびその他のルソン地方でも、ハバガットの影響で一部曇りや局所的な雨、雷雨が見られる可能性があります。
ITCZの影響により、ザンボアンガ半島、SOCCSKSARGEN、BARMM、ダバオ・オクシデンタル、ダバオ・デル・スル、ダバオ・オリエンタルでは、曇り空や散発的な雨、雷雨が予想されています。
こちらの地域でも、PAGASAは中程度から時に激しい雨により鉄砲水や土砂災害の危険があると警告しています。
一方、その他の地域では、局地的な雷雨の影響で、部分的に曇った空やにわか雨、雷雨が見られる見込みです。
また、PAGASAは雨季の始まりに伴い、熱指数(体感温度)に関する速報の発表を一時停止すると発表しました。
熱指数速報は2026年3月1日から再開される予定であると、6月3日(火)にPAGASAの公式Facebookページで発表されました。
「提供元」http://philstar.com