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2025/06/11
フィリピン 『6月11日』台風の影響を受けた「ハバガット」が広範囲にわたる雨をもたらす

マニラ発 — フィリピンでは、南西モンスーン(現地では「ハバガット」として知られる)の影響で、広範囲にわたって雨が降る見込みです。この雨は、フィリピンの責任範囲外にある熱帯低気圧によって強まっています。
6月11日(水)午前3時時点で、国家気象庁PAGASAは、この熱帯低気圧がザンバレス州イバの西610キロメートルの海上に位置していると発表しました。
この熱帯低気圧の最大持続風速は時速55キロメートル、瞬間最大風速は時速70キロメートルで、東南東方向にゆっくりと移動しています。
■影響を受ける地域
PAGASAによると、ザンバレス州、バターン州、オクシデンタル・ミンドロ州、パラワン州、アンティーケ州では、ハバガットの影響でモンスーンによる雨が予想されており、中程度から激しい、時に非常に激しい降雨によって鉄砲水や地滑りが発生する可能性があるため、住民に警戒を呼びかけています。
また、マニラ首都圏、カラバルソン地方、ビコール地方、カラガ地方、ダバオ地方、パンガシナン州、ビサヤ地域中部、ルソン中部、ミマロパ地域では、曇り空に加えて断続的な雨や雷雨が見込まれています。
ミンダナオのその他の地域も、ハバガットの影響で、一部曇りから曇りの天気、局地的なにわか雨や雷雨が発生する可能性があります。
PAGASAは、激しい雷雨時における鉄砲水や地滑りの可能性に対し、該当地域の住民に引き続き警戒を呼びかけています。
一方、ルソン島のその他の地域では、局地的な雷雨の影響により、一部曇りから曇りの天気、所によりにわか雨や雷雨が予想されています。
「提供元」http://philstar.com