豆知識

2024/01/29

海外旅行に必須?!eSIMとSIMの使い方や設定方法を詳しく解説

海外旅行では、行き先や交通機関を検索するなどスマートフォンを使う場面が数多くあります。

普段、日本で使用しているインターネット回線ではそのまま使うことができないため何の準備もせず渡航してしまうと危険です。

今回の記事では、そんな時に便利なeSIMやSIMの使い方、設定方法、メリットとデメリットを詳しく紹介しますので海外旅行に行く予定がある方はぜひ最後までご覧ください。

SIM、eSIMとは?

海外SIMとは、海外でもインターネット回線を利用できるチップのことで、多くはプリペイドカード式なのでかさばらずWi-Fiルーターを持ち運ばなくても良いというメリットがあります。

スマートフォンを購入した時に小さなトレイを引き出して金属チップカードを差し込んだ記憶がある方もいると思いますが、それの海外で利用できるバージョンの製品です。

海外SIMはネット通販、家電量販店、空港の通信会社カウンターで購入でき、もし渡航前に購入するのを忘れてしまった場合は渡航先の国のお店でも購入することができます。

しかし、その場合は現地の言語でやり取りしながら買わなくてはならないため、希望の製品が買えるか不安になる可能性もあるので、なるべくなら国内で購入しておくのがオススメです。

eSIMとは、スマートフォンにSIMが内蔵されている方式のことで、カードを取り換えることなくすぐに情報を書きかえて使用できる新しい機能です。

SIMカードはカードを手に入れたり差し替える手間が発生しますが、eSIMはネットで完結できるためより便利ですが、対応している機種のスマートフォンでないと利用できないため、自分の機種が利用できるか事前に調べてみましょう。

SIM、eSIMのメリットとデメリット

SIMのメリット

SIMのメリットは、Wi-Fiを持ち歩かなくてよいため荷物が増えないことです。

スマートフォンの中に差し込むため、Wi-Fiを別途持ち歩きWi-Fi自体の充電残量を気にすることもありません。

また、長期で使用したい場合は利用料金が割安になるためコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

eSIMに対応していないスマートフォンでも利用できる昔ながらの制度と言えます。

デメリットはSIMカードの実物を手に入れるという手間が発生することです。

また、スマートフォンにカードを抜き差ししなくてはならないため、小さなピンでトレイを開け閉めする細かい作業が必要になってきます。

手先があまり器用でない方はトレイを取り出すのに少し手間取ってしまうかもしれません。

ネットで買う場合は、SIMカードを注文してから手元に届くまで日数があるため購入したらすぐ使いたいという方にはこの点もデメリットに感じるでしょう。

eSIMのデメリット

eSIMのメリットは物理的なカードが必要ないことです。カードを直接抜き差ししなくてよいので、細かな手作業をすることなくSIMを交換することができます。

また、設定方法もSIMを買って設定するより比較的簡単です。

SIMカードを注文してから手元に届くまでにある程度日数がかかりますが、eSIMならすぐに操作に取り掛かれますね。

さらに、カードを交換する際に壊してしまったり小さくて見にくく紛失してしまうことがありますが、データとしてのeSIMならなくしたり壊したりしてしまうこともありません。

eSIMは、eSIM+カード型SIMの「デュアルSIM」と、eSIM+eSIMの「デュアルeSIM」に対応しており、2回線を使い分けることができます。

デメリットは、eSIMに対応しているスマートフォンの機種がまだ限られていることです。

近年、対応機種はどんどん増えてきていますが少し前の機種をお使いの方は自分のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認してみましょう。

また、初期設定が少し難しいと感じる方もいるかもしれません。

カード型のSIMはカードを差し替えるだけで作業が完了することが多いですが、eSIMはオンライン上で手続きをする必要があるため、スマートフォンの操作に自信が無い方はカード型SIMを選んだほうが良いでしょう。

eSIMのデータをダウンロードするにはQRコードを表示させてそれを読み込むのが一般的ですが、そのためにはもう一台ディスプレイを用意する必要があります。

SIM、eSIMの登録方法

SIMの登録方法(空港で現地SIMを買う場合)

①空港の出口のすぐそばにある通信会社に行く

②滞在期間と、ネットor通話付きプランを決める

③プラン料金を支払う

④使用言語を日本語から英語に設定した後、店員さんにスマートフォンを手渡し設定してもらう

⑤元のSIMカードとを大事に保管しておく

以上で開通します。


店員さんに設定をお任せできるため、とても簡単ですね!

この方法を使う際は、日本に帰ってきた際に差し替えが必要なので、

トレーを開けるためのSIMピンやつまようじを持ってきましょう。

ご自身での設定方法はこちらで詳しく解説しています。

eSIMの登録方法

①ネットでeSIMを購入する

②通信事業者からメールが送られてくるので、そこに添付されている二次元バーコードを開く

③設定を行う

(1)「設定」を起動する

(2)「モバイル通信」をタップする

(3)「eSIMを追加」をタップする

(4)「QRコードを使用」をタップ

(5)eSIMの二次元バーコード(QRコード)をカメラで読み取る

④通信プランがインストールされ始め、終わったら「モバイル通信プランを追加」をタップする

⑤「コントロールセンター」や「設定」から回線の切り替えを行い、通信を開始する

こちらもとても簡単に設定することができましたね。

まとめ

今回の記事では、eSIMとSIMの使い方や設定方法について詳しく解説しました。

海外旅行では海外用のSIMカードやeSIMで快適にネット通信ができると、旅行も楽しく過ごすことができます。

SIMカードは空港で購入し設定まで店員さんにやってもらうのがオススメで、eSIMカードは日本にいるときにあらかじめ設定しておきましょう。

この記事を参考にして、楽しい海外旅行をお過ごしくださいね。

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