豆知識
国際スピード郵便 EMSの使い方と料金解説|フィリピンへの発送ガイド
EMSとは?
EMS(国際スピード郵便)とは、国際的に荷物を迅速に届けるための郵便サービスです。日本郵便が提供しており、書類や小包を短期間で海外に発送できる点が魅力です。EMSは通常、送付先の国によって異なりますが、平均的に2~5日程度で配達が完了します。追跡サービスも充実しており、発送から配達までの状況をオンラインで確認することができます。
EMS(国際スピード郵便)の特徴を追記しますね。
EMSの特徴
EMS(国際スピード郵便)は、国際的に荷物を迅速かつ安全に配送するために設計された郵便サービスで、以下のような特徴があります。
高速配送
EMSは「スピード」を重視した配送サービスで、通常、2〜5日程度で世界中の主要都市へ荷物を届けることができます。この速さは、ビジネス書類や緊急の荷物の配送に最適です。
世界的な配送ネットワーク
EMSは、世界のほぼすべての国と地域に配送可能な国際郵便サービスです。日本郵便は各国の郵便事業者と提携し、広範な配送ネットワークを構築しています。そのため、フィリピンをはじめとする海外の様々な場所に荷物を送ることができます。
安全性と補償制度
EMSは、安全性にも優れており、配送中の荷物が紛失や破損した場合には、一定の範囲で補償が提供されます。また、オプションで保険をかけることもでき、より安心して荷物を送ることが可能です。
追跡サービス
EMSでは、発送から配達までのすべての過程をオンラインで追跡できます。これにより、荷物がどこにあるか、いつ配達されるかを常に確認できるため、安心して利用できます。
便利なオプションサービス
EMSには、追加料金で利用できるオプションサービスも充実しています。たとえば、配達日指定や受取人の署名確認、保険の追加などがあります。これらのオプションを活用することで、より柔軟に荷物を配送できます。
EMSの利用方法
発送準備
まず、EMSを利用するためには、発送する品物をしっかりと梱包する必要があります。日本郵便の指定するEMSラベルに送り先情報を記入し、荷物に貼り付けます。必要に応じて、インボイスや通関書類も準備します。
発送手続き
荷物を準備したら、最寄りの郵便局へ持参します。窓口で荷物の内容や重量、サイズを確認し、料金を支払います。料金は重量やサイズ、送付先の国によって異なりますが、フィリピンへの発送も可能です。発送手続きが完了したら、追跡番号が記載された控えが発行されます。
追跡と配達
EMSでは、発送後に荷物の追跡が可能です。日本郵便のウェブサイトで追跡番号を入力することで、現在の配送状況を確認できます。フィリピンを含む多くの国では、配達が完了するまで追跡が可能です。
EMSの料金
料金の計算方法
EMSの料金は、送付する荷物の重量と送付先の国によって決まります。重量が増えるごとに料金も上がりますが、速達サービスの料金としては比較的リーズナブルです。
重量別料金表
以下は、フィリピンへのEMS発送にかかる料金の一例です(2024年現在)。
重量 | 料金(円) |
---|---|
500gまで | 1,400円 |
1kgまで | 2,100円 |
2kgまで | 3,500円 |
5kgまで | 6,000円 |
追加料金やオプションサービス
EMSには保険をかけるオプションもあります。また、破損しやすいものや貴重品を送る場合は、追加料金を支払うことで補償を受けることができます。
EMSで送れるものと送れないもの
送れるものの例
一般的な書類、洋服、書籍などはEMSで送ることができます。食品や飲料も、適切に包装されていれば送ることが可能です。
送れないものの例
一方で、危険物や生き物、貴金属、大量の現金、薬品などは送ることができません。フィリピンへの発送においては、特に医薬品や特定の化粧品は厳しく制限されているため、事前に確認が必要です。
特別な注意が必要な品目
電子機器や電池を含む製品は、輸送中の安全性を考慮して厳しい規制がかかっています。これらの品目を送る際には、郵便局での確認が必要です。
フィリピンへのEMS発送
フィリピン特有の注意点
フィリピンへのEMS発送では、特に通関手続きが重要です。フィリピンは輸入品に対して厳しい規制を設けており、関税がかかる場合があります。発送前にフィリピンの通関規則を確認し、必要な書類を準備しましょう。
配達にかかる日数
フィリピンへのEMS発送は、通常3〜5日で配達されます。ただし、通関手続きが長引くと、それ以上の日数がかかることもあります。
通関と税関手続き
フィリピンの税関では、輸入品に対する審査が行われます。品目によっては追加の書類提出や、関税の支払いが必要になる場合があります。これにより、配達が遅れることもありますので、事前の確認が重要です。
EMSを利用する際の注意点
EMSは便利な国際配送サービスですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。これらを事前に把握しておくことで、トラブルを回避し、スムーズに荷物を発送できます。
送付できる品目の確認
国によって輸入規制が異なるため、送れる品目と送れない品目を事前に確認することが重要です。特にフィリピンへの発送では、医薬品、化粧品、食品などの輸入が厳しく制限されている場合があります。送付する品目が現地の規制に抵触しないか、必ず確認しましょう。
通関手続きと税関申告
EMSで荷物を送る際は、通関手続きが必要です。フィリピンなど多くの国では、通関に際して書類の不備や内容物の申告が適切でない場合、荷物が遅延したり、追加の費用が発生することがあります。また、関税が課される可能性があるため、事前に税関の規定を確認し、正確な内容を申告することが大切です。
梱包の徹底
EMSで送る荷物は、国際輸送中に様々な環境にさらされます。破損や紛失を防ぐために、しっかりとした梱包が必要です。特に壊れやすいものや高価なものを送る場合は、二重梱包や緩衝材の使用を徹底しましょう。また、荷物の外側には明確に送り先と送り主の情報を記載し、必要に応じて「取扱注意」などの表示を加えると良いでしょう。
追跡と配達確認
EMSは追跡サービスが利用できますが、必ず定期的に配送状況を確認するようにしましょう。フィリピンなど特定の国では、通関手続きや現地の配達事情により遅延が発生することもあります。追跡情報をチェックし、必要に応じて現地の配達業者に問い合わせることで、荷物の安全な受け取りを確保できます。
配達日数の余裕を持つ
EMSは通常数日で配達されますが、繁忙期や天候不良、通関手続きの遅延などで配達に時間がかかることもあります。特にフィリピンなど遠隔地への発送では、通常よりも日数がかかる場合があるため、余裕を持って発送することをお勧めします。
まとめ
EMSは、フィリピンを含む海外への荷物を迅速に届けるための便利なサービスです。利用方法もシンプルで、料金も明確に設定されています。特にフィリピンへの発送では、通関手続きや送れるものの制限に注意が必要ですが、EMSを活用すれば、安全かつ迅速に荷物を届けることができます。フィリピンに大切な荷物を送る際には、EMSをぜひ活用してみてください。