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フィリピン EDSAバスレーンの追加資金を求める動き
マニラ発(フィリピン) — フィリピンの経済団体が、長期にわたって遅延しているEDSAバスウェイシステムの重要なインフラ整備を完了させるため、政府に追加予算の配分を求めている。
フィリピン経営者協会(Management Association of the Philippines, MAP)は9月24日付の書簡で、「議会は、主要な信頼できる大手業者に分割入札することで2026年に完成可能な、バス専用駅のための予算を提供する機会を持っている」と述べた。
同協会は、カムニング(Kamuning)、クバオ/アラネタ(Cubao/Araneta)、サントラン(Santolan)、キャンプ・アギナルド(Camp Aguinaldo)、コリンシアン・ガーデンズ(Corinthian Gardens)、ハイウェイ・ヒルズ(Highway Hills)、エストレラ通り(Estrella Street/ロックウェル)、アヤラ/EDSA、マガリャネス(Magallanes)、マリバイ(Malibay)、F.B.ハリソン、MOA/J.ディオクノ、アセアナ/マカパガル、PITX などに新しい駅を設置することを提案している。
MAPは、混雑するメトロ・レール・トランジット3号線(MRT-3)の駅の状況から、バスウェイ駅の設置が必要だと指摘。MRT-3駅を通じて約10万人の通勤者がバスウェイにアクセスしているという。
また、同協会は「その他の付随施設に加え、システムにはMRT-3線路脇の道路中央にある駅プラットフォームへの高架通路を設置し、身体に障がいのある通勤者でも便利にアクセスできるようにする必要がある」と強調している。
専用バス駅の設置に加え、MAPは、ケソン市のコモンウェルス・アベニュー(Commonwealth Avenue)と主要ルート(ケソン通り、C5、スカット(Sucat)、アラバン・ザポテ(Alabang Zapote)など)を結ぶバスウェイの構想図を確定することも推奨した。
同協会は、「これまで、このインフラのための実質的な予算配分は数億ペソ程度に留まっており、バスウェイプロジェクトは長期にわたる民営化の開始を待っている状態だ」と述べ、「EDSAバスウェイは1年以内に完成可能な唯一の大規模交通システムであり、できるだけ早く整備すべきだ」と訴えている。
MAPのアルフレド・パンリリオ会長と輸送・インフラ委員会のエドゥアルド・ヤップ委員長は、この書簡に署名し、暫定運輸長官ジョヴァンニ・ロペス宛に提出した。
「提供元」http://philstar.com
