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フィリピン・カビテ州で違法薬物53億2,000万ペソ分を焼却処分

推定ストリートバリュー約53億2,000万ペソ相当の違法薬物が、昨日、カビテ州トレセ・マルティレス市で焼却処分されました。
この焼却処分は、同市アグアド地区にある**Integrated Waste Management Inc.**の施設で行われ、**危険薬物委員会(Dangerous Drugs Board)のオスカー・バレンズエラ委員長やフィリピン麻薬取締局(PDEA)**の関係者が立ち会いました。
当局によると、今回焼却された薬物には以下が含まれています:
• シャブ(メタンフェタミン)
• マリファナ
• エクスタシー錠剤
• コカイン
• ケタミン
• トルエン
• LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)
• フェナセチン
その総量は、2,227.75キロに及びました。
特に注目されたのは、今年1月23日にマニラ港で押収されたシャブ404.95キロと、液体麻薬3,447.09ミリリットルが含まれていた点です。
PDEAのイサガニ・ネレス局長は、「これらは、PDEAおよび他の法執行機関によるさまざまな麻薬摘発作戦で押収された証拠品であり、当局から引き渡され、裁判所により処分命令が出されたものです」と説明しました。
今回の焼却は、ネレス氏が3カ月前にPDEA長官に就任して以来、初めて行われた大規模な薬物焼却処分となります。
ネレス氏は、薬物関連裁判の迅速な処理に尽力している司法関係者にも感謝を表明。また、今回の焼却処分を公開で実施した理由について、「押収された違法薬物が再流通していないことを示すため」だと語りました。
一方、カビテ州バコール市では今週月曜日、ストリートバリュー約34万ペソ相当のシャブが押収されました。
この薬物は、バランガイP.F.エスピリトゥ3で行われたおとり捜査で押収されたもので、容疑者はおとり捜査官からマークされた500ペソ札を受け取った直後に逮捕されました。
「提供元」 http://philstar.com