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2024/12/12
フィリピン・イロイロで今年1月以降、デング熱による死者33人が記録される
イロイロ市 — 12月1日に発生した1件の死亡が加わり、今年1月からイロイロでデング熱による死亡者数は合計33人となったことが、12月7日に発表されたイロイロ州保健局(IPHO)のデータで明らかになりました。
最新の犠牲者は、サン・ラファエル町の44歳の女性でした。
「直接の死因は低血量性ショックであり、根本的な原因はデング出血熱です」と、IPHO局長のマリア・ソコロ・キニョン博士はメディアへのメッセージで述べています。
1月1日から12月7日までの間に、イロイロ州では42の地方自治体で計11,550件のデング熱症例が記録され、その中には死亡例も含まれています。この数値は、昨年同時期の1,734件(死亡者2名)を大幅に上回っていますが、現在は減少傾向にあります。
新規症例が最も多かったのは8月11日から17日の監視期間で、1,253件が報告されましたが、それ以降は数値が徐々に減少しているとIPHOの報告は伝えています。
過去のインタビューで、キニョン博士は悪天候が続く中でのデング熱の感染リスクに対し、住民に引き続き警戒を呼びかけました。
「最も重要な対策は4Sです」と彼女は述べました。4Sとは、繁殖地の探索と破壊、露出の少ない服を着用するなどの自己防衛策、症状が現れた際の早期治療の受診、そして発生時に防除のための燻蒸(フォギング)を実施することを指します。
「提供元 INQUIRER」https://newsinfo.inquirer.net/2014861/33-dengue-deaths-recorded-in-iloilo-since-january