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フィリピン・カビテ州 建設作業員、給料を巡る口論で同僚に刺され死亡

カビテ州カルモナのミラグロサ地区で、22歳の男性が同僚に刺され、病院に到着した際に死亡が確認されました。
被害者は、建設作業員で地元住民のジェイボン・ヌエボさんと親族によって確認されました。
カルモナ警察署長代理のジャック・アンゴグ氏によると、被害者ともう一人の男性が酒を飲んだ帰り道に事件が発生しました。この刺傷事件は10月31日に起きたとのことです。
アンゴグ氏は「容疑者と被害者は同じ職場で働く友人同士で、当日2人で飲んでいました。帰宅途中で狭い道に入り、そのとき叫び声が聞こえ、被害者が逃げ出すのを目撃されています。しかし容疑者が追いかけ、被害者が転倒した際にさらに刺され、その後容疑者は逃走しました」と述べています。
警察の調査で、被害者は体のさまざまな箇所に12箇所の刺し傷を負っていたことが判明しました。
警察はすぐにホットパースート(追跡)を行い、11月3日にカマリネス・ノルテで容疑者の所在を突き止めました。
アンゴグ氏は、「追跡捜査を続け、容疑者が当初いた場所にはいなかったものの、親族の協力を得て、故郷のカマリネス・ノルテに戻ったとの情報を得たため、親族と話し、最終的に容疑者を確保しました」と話しています。
被害者の両親によれば、被害者と容疑者は仕事の中で給料に関するトラブルがあり、これが事件の原因の一つであるといいます。
被害者の母親は「息子は現場監督に頼まれ給料の計算をしていただけで、息子がその指示を受けたせいで給料が保留されることになり、容疑者が息子に怒りをぶつけました。どうか息子ジェイボンに正義を与え、容疑者を二度と解放しないようお願いしたいです。息子の命を奪っただけでなく、他にも被害が及ぶ恐れがあります」と述べています。
現在、容疑者はカルモナ市警察署に拘留されており、殺人の容疑で訴追される予定です。ABS-CBNニュースは容疑者側の見解を求めています。
[提供元/TVpatrol] https://news.abs-cbn.com