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2025/04/25
フィリピン 日本人がオンライン詐欺師の標的に

- マニラ、フィリピン発 — 日本人がオンライン詐欺の標的に、入国管理局が警告
フィリピン入国管理局(BI)は昨日、日本人がオンライン詐欺の新たな標的となっていると発表しました。
BIによると、4月16日にカンボジアから送還された26人の人身売買被害者のうちの1人の証言によれば、彼は日本人を騙す仕事を強制されていたとのことです。
被害者は当初、日本語の翻訳者として雇われたものの、後に仮想通貨詐欺に関わる仕事を強制され、特に日本人を標的にするよう指示されたと述べています。
当初は定期的な給料が支払われると聞かされていたものの、実際に受け取ったのは一度きりの2,500ドルのみだったと証言しています。
「この事件は、人身売買されたフィリピン人が犯罪組織の一部として利用され、外国人をオンラインで騙す手段とされているという新たな傾向を示しています」と、ジョエル・アンソニー・ヴィアド入国管理局長は述べました。
さらにヴィアド局長は、「現在、被害者は単なる標的ではなく、こうしたサイバー詐欺の道具としても搾取されている状況です」と付け加えました。
被害者は、外国人にリクルートされ、マレーシア行きの小型ボートでタウィタウィからフィリピンを密出国するよう指示されたとBIに話しています。
彼はその後、マレーシア、ブルネイ、バンコク、ラオスを経て、最終的にミャンマーとカンボジアに渡り、そこで詐欺に加担させられていたとのことです。
BIは、人身売買グループが悪用している違法な出国ルートの使用は非常に危険であると改めて警告しています。
「提供元」 https://www.philstar.com