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フィリピン 入国管理局、4億4千万ペソを所持していた外国人9人を強制送還へ

フィリピン・マニラ — 未申告の現金4億4千万ペソを運んでいたとして最近逮捕された外国人9人が、強制送還される予定であると、フィリピン入国管理局(BI)が17日発表しました。
容疑者は中国人7人、インドネシア人1人、カザフスタン人1人で、「好ましくない外国人」として強制送還手続きが進められています。
「移民法では、国家の安全保障にリスクを及ぼす活動に外国人が関与することを禁止しています」と、入国管理局のジョエル・アンソニー・ビアド長官は述べました。
9人は、5月10日にマクタン・セブ国際空港でマネーロンダリング防止法違反の容疑で警察により逮捕されました。
「彼らは強制送還され、フィリピンへの再入国をブラックリストにより禁止されます」とビアド長官は説明しました。
また、入国管理局はフィリピン国家警察(PNP)と連携し、容疑者たちの犯罪歴の確認も進めています。
警察によると、逮捕された中国人の一人、ウー・ソン(Wu Song)は、国際刑事警察機構(インターポール)から詐欺に関する「レッドノーティス」(国際指名手配)を受けていたとされています。
他にも、リ・フェイ(Li Fei)とチェン・ハオ(Chen Hao)の2人には、さまざまな犯罪に関する逮捕状が出されているとのことです。
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- 中国人がフィリピン人を装って逮捕
一方、フィリピン入国管理局は、フィリピン人になりすましていたとして、中国人のワン・チャオシン(Wang Chaoxin、32歳)を逮捕しました。
ワンは、フィリピン軍(AFP)および国家捜査局(NBI)との協力のもと、5月14日にセブで拘束されました。
ワンは、フィリピンの運転免許証や出生証明書を取得し、フィリピン人名義で自分の会社を登録していたとされています。
「AFPおよびNBIとの密接な連携により、情報を迅速に活用し、移民法を悪用する者を確実に摘発できています」とビアド長官はコメントしました。
「提供元」 http://philstar.com