フィリピン政府は近年、タバコ規制を強化しており、喫煙に関する法律も厳しくなっています。2017年には、公共の場所での喫煙を禁止する「喫煙禁止令」が発効されました。この法律により、レストラン、バー、ショッピングモール、公共交通機関、その他多くの公共の場での喫煙が禁止されています。また、タバコの広告やプロモーションも制限されており、未成年者への販売は厳禁です。

喫煙に関する基本ルール

公共の場所での喫煙禁止

フィリピンでは、公共の場所での喫煙が禁止されています。これには、公園、ビーチ、バスターミナル、公共交通機関の駅、空港などが含まれます。

禁煙エリア

学校、病院、政府機関の建物、レストラン、バー、カフェ、ホテルなどの屋内施設では喫煙が禁止されています。

指定喫煙エリア

喫煙を許可されている場所には、専用の喫煙エリアが設けられていることがありますが、これらのエリアは建物内の指定された場所であり、外部と隔離されている必要があります。

罰金とペナルティ

罰金額

公共の場所での喫煙に対する罰金は、初犯の場合は500ペソから1,000ペソ程度です。再犯の場合は、5,000ペソまたは禁錮刑が科されることがあります。

厳格な取り締まり

マニラ首都圏などの大都市では、禁煙の取り締まりが厳しく、違反者にはすぐに罰金が科されることが多いです。

営業停止の可能性

レストランやカフェなどの店舗が禁煙ルールを違反した場合、営業停止や営業許可の取り消しの可能性があります。

例外と特例

自宅での喫煙

自宅や個人の住居内では喫煙が許可されていますが、アパートメントやコンドミニアムの共用エリアでは禁煙の規定が適用されることが多いです。

特別な喫煙施設

一部の高級ホテルやカジノなどでは、特別に設けられた喫煙室が存在することがあります。これらの施設は法律に基づいて厳格に管理されています。

マカティなどの綺麗な地域は取り締まりが厳しい

フィリピンのマカティやその他の洗練された地域では、治安と秩序を保つために厳しい取り締まりが行われています。特にタバコ規制に関する取り締まりは非常に厳格です。絶対に外でのタバコはNGです。

逆にマラテや郊外になるにつれ、歩きタバコを吸ってる人や外で吸ってる人をよく見かけます。

ただし捕まると罰金になりますので指定区域以外での喫煙はやめましょう。

タバコ規制に違反した場合の対処法

万が一、タバコ規制に違反してしまった場合の対処法についても知っておくことが重要です。

罰金の支払い

禁煙区域で喫煙してしまった場合、まずは冷静に対処し、罰金を支払う準備をしましょう。罰金はその場で支払うことが求められることが多いです。

チップでの解決

フィリピンでは、一部の警察官や係員が非公式にチップを受け取ることがあります。これは不正行為として問題視されていますが、実際には一定の場面で行われていることも事実です。相場としては500-1000ペソになります。

ただし、これは推奨される方法ではなく、正規の罰金を支払うことが最も安全かつ合法的な対応です。

まとめ