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フィリピン当局、「ルフィ」グループ(詐欺組織)に関与する日本人逃亡犯2人を逮捕
フィリピン・マニラ発 — フィリピン当局は4月16日(木)、日本で指名手配されている日本人2名を逮捕した。今回の逮捕は、同国で最も悪名高い2つの国際犯罪組織のメンバーを標的とした、メトロ・マニラ全域での連携作戦の一環として実施された。
日本人のサトウ・タイキは、昨日午後5時ごろマンダルヨン市で逮捕された。その約1時間後、52歳のアオヤギ・マサユキがマニラ市内で逮捕された。両名はいずれも日本で未決の逮捕状が出ており、公共の安全および国家安全保障に対する脅威と見なされる外国人、いわゆる「好ましからざる外国人(undesirable aliens)」に分類されている。
今回の作戦は、入国管理局(BI)の逃亡者追跡部隊が、大統領組織犯罪対策委員会、フィリピン国家警察情報部、ならびに軍の支援部隊と連携し、日本政府から提供された情報に基づいて実施した。
大統領組織犯罪対策委員会のエグゼクティブディレクターであるベンジャミン・アコルダ氏は、本日の記者会見で次のように述べた。
「これは偶然の成果ではありません。今回の逮捕は、継続的な情報共有、緊密な連携、そしてフィリピンと国際的パートナーとの強固な協力関係の結果です。」
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サトウ・タイキとは?
サトウは「ルフィ・グループ」のメンバーと特定されている。同グループは2021年から2023年にかけて、日本の14都道府県で50件以上の強盗事件に関与した犯罪組織である。
このグループ名は漫画『ワンピース』のキャラクター「ルフィ」に由来しており、首謀者とされるイマムラ・キヨトが使用していた偽名である。イマムラはフィリピンから遠隔で犯行を指示していたとされる。
メンバーの勧誘は主にSNSを通じて行われ、「短時間で稼げるアルバイト」といった甘い言葉で誘い込まれていた。
同グループで最も悪名高い事件は、2023年1月に東京都内で発生した住宅侵入強盗である。配達員を装った犯人が住宅に侵入し、90歳の高齢者に暴行を加えて死亡させ、高級腕時計を奪った。この事件に関与したメンバー2人には、日本の裁判所で無期懲役が言い渡されている。
イマムラを含むルフィ・グループの首謀者4名は、2023年初頭にフィリピンから日本へ強制送還された。その他のメンバーも2019年以降、複数が逮捕されている。
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アオヤギ・マサユキとは?
アオヤギは「JPドラゴン・シンジケート」との関係が指摘されている。入国管理局によると、この組織は「主に日本の高齢者を標的とした詐欺を中心に、さまざまな違法活動に関与している」とされている。
その手口は、当局者を装って被害者を欺き、多額の金銭を騙し取るというものである。
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現在の状況
両名は現在、入国管理局の収容施設に拘束されており、日本当局と連携しながら強制送還手続きが進められている。
アコルダ氏は、「両名はいずれも日本で指名手配されており、強制送還および起訴に向けて適切な法的手続きが行われる」と述べた。
また、入国管理局の副報道官メルビン・マブラク氏は、「今回の逮捕の成功には、日本政府による重要な情報提供と協力が不可欠であった」とコメントした。
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広範な取り締まりの一環
今回の逮捕は、フィリピンを拠点とする日本人犯罪組織に対する一連の取り締まりの最新事例である。
4月7日には、分派したJPドラゴン系組織に関与する日本人5名が強制送還され、全員が再入国禁止措置を受けている。
さらに2025年6月には、JPドラゴンのボスとされるヨシオカ・リュウジが逮捕されている。
「提供元」http://philstar.com
