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2025/12/03

フィリピン HIV新規感染429件、有料性行為が要因

【マニラ発】フィリピン保健省(DOH)によると、今年第3四半期(7月~9月)に記録された5,583件の新規HIV感染者のうち、400件以上は有料の性行為(トランザクショナルセックス)による感染だった。

フィリピンHIV/AIDSサーベイランスのデータによると、有料セックスに関わった429人がHIVと診断されている。DOHによれば、「新規HIV患者のうち429人(約9%)が過去12か月間にトランザクショナルセックスに関与しており、そのうち173人が性行為の代金を支払った男性、171人も男性」としている。

また、保健省によると、178件は代金を受け取る形で性行為を行い、そのうち173人が男性だった。さらに、78件は支払いも受け取りも行ったケースで、そのうち74人が男性だった。

トランザクショナルセックスに関連するHIV感染の報告は2012年12月から始まり、これまでに合計17,577件が記録されている。2020年から2025年の間に診断されたケースは全体の57%にあたる9,953件で、そのうち約半数の4,721件が性行為の代金を支払ったケースだった。

同期間中、50人以上の妊婦もHIV陽性と判定された。DOHによると、「7月~9月にHIV陽性と判定された妊婦は56人で、年齢は15~39歳」としている。妊娠状態の報告は2011年からHIV/AIDS登録システムに統合され、これまでにHIV診断時に妊娠していた女性は合計1,118人となっている。

地域別では、首都圏(National Capital Region)が最も多くのHIV感染者を記録した。

「提供元」http://philstar.com

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