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フィリピン セブや他州でマグニチュード5.8の余震発生
マニラ発(フィリピン) — セブを襲ったマグニチュード6.9の地震から2週間後、昨日未明にマグニチュード5.8の強い余震がセブ州を揺るがしました。
フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)によると、最新の地震は午前1時6分に発生し、9月30日の本震の余震にあたります。震源はセブ北部のボゴ市の西10キロメートル、深さ5キロメートルでした。
震度5は、セブ州のボゴ市およびダアンバンタヤン、メデリン、サンレミジオ、タボゴン、タブエランの各町、レイテ州のビラバ町、ネグロス・オクシデンタル州のエスカランテ市で観測されました。
震度4は、セブ市、マンダウエ市、ラプラプ市(近隣町を含む)、イロイロ市、オルモック市、カピス州やレイテ州の一部地域で観測されました。また、ボホール、ネグロス・オクシデンタル・オリエンタル、レイテ・南レイテ、アルバイ州、サマール州、ギマラス、ビリラン、ソルソゴン、カマリネス・スル、ミサミス・オリエンタルなどでも揺れが感じられました。
昨日午前9時時点で、Phivolcsは9月30日の地震以降11,835回の余震を記録していますが、そのうち人々が実際に感じたのは46回のみです。
一方、10月10日にダバオ・オリエンタル州で発生したマグニチュード7.4および6.8の地震(いわゆる「二連地震」)では1,192回の余震が発生し、少なくとも14回は人々が体感しました。
DepEd、学校の修復に40億ペソ必要
フィリピン教育省(DepEd)によると、二連地震で被害を受けた7,575教室を修復・再建するには、少なくとも40億ペソの資金が必要です。教育長官ソニー・アンガラ氏は、構造耐久性評価のために公共事業道路省(DPWH)と緊密に連携し、迅速対応基金(Quick Response Fund)については予算管理省(DBM)と協力すると述べました。
アンガラ長官は、大統領マルコスと共に被災地ダバオ・オリエンタルを訪問した際に次のように述べています。
「被害を受けた学校よりも規模の大きい学校を建設できれば、将来を見据えた『より良い再建(Build Back Better)』になります。」
DepEdの発表によると、教職員・非教職員合わせて14,925名が地震の影響を受け、少なくとも57名が負傷しました。また、影響を受けた学習者168,945名のうち、187名が負傷したと報告されています。
DepEdは、モジュール型遠隔学習や「Edukahon」などの代替学習方法を活用し、学生が教育を継続できるようにしています。また、被害を受けた学習教材やICT機器の補充も計画しています。
さらに、地方自治体やパートナー機関と連携し、臨時学習スペースやテント教室の設置も進めています。
「提供元」http://philstar.com
