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2025/10/02
フィリピン・セブ地震、死者72人に 余震続く
マニラ発(フィリピン) — セブで発生したマグニチュード6.9の地震により、少なくとも72人が死亡したと、フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)が10月2日(木)に発表した。
地震は月曜日の夜に発生し、現地のインフラに広範な被害をもたらし、多数の死傷者を出した。セブ州全域は非常事態宣言下に置かれ、複数の地域でも同様の宣言が出された。NDRRMCによれば、53の市町村が非常事態を宣言している。NDRRMCのデータによると、死亡者は72人、負傷者は294人にのぼる。
影響を受けた人は合計170,959人で、約2万人が避難を余儀なくされている。地滑りの発生が少なくとも2件、建物の倒壊が2件、さらに建物火災も報告されている。
住宅被害は約600棟に及び、その他のインフラ87件にも被害が出ている。
セブ州では現在も余震が続いている。フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)のテレシト・バコルコル所長はGMAの取材に対し、午前4時時点で約2,329回の余震を観測したと述べた。余震の規模は最大でマグニチュード5に達しているという。Phivolcsは、外出時の地滑りや落下物に注意するよう市民に警告している。
同機関は声明で、「強く揺れる地震が再び発生した場合は、“身を低くして覆い、しっかりと支える(drop, cover, and hold)”行動をとることを推奨します。家庭やオフィスでは、重い家具や家電を壁に固定し、吊り下げ物をしっかりと固定して、けがの原因を防ぐようにしてください」と呼びかけている。
「提供元」http://philstar.com
