ニュース
フィリピン 熱帯低気圧「Opong」が強い熱帯暴風雨に発達、シグナル2警報が発令
マニラ発(フィリピン) — 熱帯低気圧「オポン(国際名:ブアロイ)」は、9月24日水曜日の午後、フィリピン周辺海域で勢力を強め、強い熱帯暴風雨に発達しました。これを受け、フィリピン気象庁(PAGASA)はビサヤ地域の各州に台風警戒シグナル2を発令しました。
PAGASAの午後5時の速報によると、「オポン」の最大風速は時速95キロメートル、最大瞬間風速は115キロに達しています。直近の観測では、スリガオ・デル・ノルテ州スリガオ市の東約670キロの海上にあり、西北西に向かって時速20キロで移動しています。
・風の警報(Wind signals)
PAGASAは、ルソン地域の一部州にシグナル1を発令しつつ、ビサヤ地域のいくつかの州にシグナル2を発令しました。
シグナル2(軽度〜中程度の影響) – ビサヤ地域
• ノーザン・サマール
• イースタン・サマール州北部(サン・ポリカルポ、オラス、ジパパッド、アルテチェ)
シグナル1(最小〜軽度の影響)
ルソン地域:
• カタンドゥアネス
• カマリネス・スール
• アルバイ
• ソルソゴン
• マスバテ
ビサヤ地域:
• サマール
• イースタン・サマール州残部
• ビリラン
• レイテ州北部(バルゴ、サン・ミゲル、ババトンゴン、タクロバン市、カルビアン、レイテ、カポオカン、カリガラ、パロ)
・海上の状況(Sea conditions)

PAGASAは船舶に対し、北サマール、ディナガット諸島、およびイースタン・サマール州北部・東部沿岸では、海面高3メートルの中〜高波が予想されるため、海上への航行を避けるよう呼びかけています。
・進路予報(Forecast track)
台風「ラガサ(旧名:ナンド)」はフィリピン管轄域(PAR)を離れましたが、PAGASAは引き続きその動向と影響を監視しています。
ラガサとオポンの両方が南西モンスーンを強めており、マニラ首都圏および複数州で強風から暴風が吹く見込みです。
PAGASAはまた、オポンがさらに発達し、9月26日金曜日の朝〜午後にビコール地方に上陸する前に台風の勢力に達する可能性があると警告しています。
警報対象の州はそれほど多くありませんが、オポンの進路や上陸地点の外側でも、局地的に豪雨、強風、高潮の発生が予想されるとPAGASAは伝えています。
「提供元」http://philstar.com
