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2025/09/24
熱帯低気圧「オポン」フィリピン責任域に突入 ― PAGASA
マニラ発 ― フィリピン気象庁(PAGASA)によると、熱帯低気圧「オポン」がフィリピン責任域(PAR)に入りました。
午後4時時点で、「オポン」の中心はミンダナオ北東部の東約1,045キロに位置し、西南西へ時速10キロで進んでいます。
最大風速は時速55キロ、最大瞬間風速は時速70キロに達しています。同低気圧はフィリピン海上で勢力を強め、9月25日(木)午後には強い熱帯暴風雨(Severe Tropical Storm)に発達する見込みです。
PAGASAによれば、進路上で発表される可能性がある最大の警戒レベルは「シグナル3」とされています。
「オポン」は今後36時間以内に国内の天気へ直接的な影響を及ぼすことはない見通しですが、木曜日以降は大雨が始まる可能性があります。
・沿岸浸水と強風注意
南ルソンや東ビサヤの低地では高潮による沿岸浸水のリスクがあり、木曜午後には海上が荒れると予測され、PAGASAが早ければ木曜午後にも強風注意報(Gale Warning)を発表する可能性があります。
・強風警戒
9月24日(火)には、東ビサヤおよびビコール地方にシグナル1が発表される可能性があります。
・モンスーンの影響
台風「ナンド」と熱帯低気圧「オポン」によって強化された南西モンスーン(現地名:ハバガット)が、明日からルソン全域および西ビサヤに強風から烈風をもたらす見込みです。
進路予測
予報進路によると、「オポン」は9月26日(金)未明に北サマール島付近を通過、あるいは上陸する可能性があり、その後金曜夜から土曜未明にかけて南ルソンを横断する見込みです。
「提供元」http://philstar.com
