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2025/09/01

フィリピン NAIA国際空港の料金は依然として東南アジアで最も最安値

マニラ発 — ターミナル使用料が値上げされたものの、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)のサービス料は依然として東南アジアで最も安い水準にあると、マニラ国際空港公社(MIAA)が発表しました。

9月14日から、NAIA第1ターミナルと第3ターミナルを利用する国際線出発客は、これまでの550ペソから950ペソに、国内線利用客は200ペソから390ペソに引き上げられます。MIAAのエリック・イネス総支配人によると、この料金改定は20年ぶりで、空港の改修、維持管理、安全対策を目的としており、新しい運営会社「New NAIA Infrastructure Corp.(NNIC)」によって実施されます。

イネス氏によれば、シンガポールでは旅客が約2,685ペソ、カンボジア・プノンペンでは1,710ペソ、ベトナム・ハノイでは1,530ペソ、タイ・バンコクでは1,240ペソ、日本の羽田空港では1,135ペソを支払っています。フィリピン国内でも、マクタン・セブ国際空港が約1,030ペソ、ダバオ国際空港、イロイロ国際空港、カリボ国際空港がそれぞれ900ペソを徴収しているとのことです。

また、海外就労フィリピン人労働者(OFW)、ハッジやウムラへの宗教巡礼者、国際大会に出場するアスリートはターミナル使用料が免除されるとしています。

一方、マルコス大統領から公共事業省長官にも任命されたヴィンス・ディゾン運輸長官は、今回の値上げについて「民営化契約の一環」として擁護。

しかし、PUSO ng NAIAグループなどの批判者は、「民営化によって旅客の負担が増した」として、大統領に契約の停止と料金の引き下げを求めています。

この料金改定は、2024年9月14日に迎えるNNICによる空港運営開始1周年と同じタイミングで実施されます。新料金は運輸省と内閣が承認し、アジア開発銀行(ADB)による審査も受けています。

「提供元」http://philstar.com

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