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2025/06/20
フィリピン ルソンの8ダムで水位が減少、暑さの影響か
マニラ(フィリピン)発 — 気温の上昇により、ルソン島の主要8ダムで水位が低下しています。 昨日午前8時時点で、ブラカン州のアングァット・ダム(Angat Dam)の水位は標準満水位(212メートル)を3.27メートル下回る状態となっていました。 環境天然資源省(DENR)の担当者によると、乾季に入り水の消費量が増加しているものの、アングァット・ダムの水位が最低運用水位(180メートル)を下回ることはないと見られています。 DENR水資源管理局の責任者カルロス・プリモ・デイビッド氏は、「現在のアングァットの水位は過去10年で最も高い」と述べました。 一方、同じくブラカン州にあるイポ・ダム(Ipo Dam)では水位が21センチ減少し、100.77メートルとなりました。これは標準満水位101.1メートルを33センチ下回る水準です。 ケソン市のラメサ・ダム(La Mesa Dam)では、79.80メートルから79.76メートルへと4センチの減少が見られました。 ベンゲット州のアンブクラオ・ダム(Ambuklao Dam)の水位は、前回の748.31メートルから748.22メートルへと9センチ低下しました。これは標準満水位(752メートル)を3.78メートル下回る水位です。 同じくベンゲット州のビンガ・ダム(Binga Dam)では、水位が32センチ下がり、573.35メートルとなりました。標準満水位は575メートルです。 その他、ヌエバ・エシハ州のパンタバンガン・ダム(Pantabangan)、イサベラ州のマガット・ダム(Magat)、ラグナ州のカリラヤ・ダム(Caliraya)でも水位の低下が報告されています。
「提供元」http://philstar.com
