ニュース

2025/09/12

フィリピン 緊急時、迷わず911を ― 内務省(DILG)

マニラ発(フィリピン) — フィリピン内務地方自治省(DILG)は、国内全域で統合された緊急通報システム「Unified 911」が昨日開始され、緊急支援が必要なフィリピン人は1つのホットライン、911 に電話するだけで迅速に助けを求められるようになったと発表した。

発表の場には、DILGのジョンビック・レムラ長官とフィリピン長距離電話会社(PLDT)のマヌエル・V・パンギリナン会長が、マニラ・サンパロックのPLDT本社内のナショナルコマンドセンターで出席した。「今日から私たちは1つのホットライン、911を持つことになった」とレムラ長官は述べた。

レムラ長官によれば、新システムにより緊急サービスへのアクセスが簡素化される。統合911は、これまで地方自治体ごとに存在していた数千の緊急通報番号に代わるものだ。

「以前は、35の地方自治体が独自のホットライン番号を持っていました。フィリピン国家警察(PNP)もありました。消防局(BFP)にはさらに200の番号がありました。そして40,000のバランガイ(地区)がありました」とレムラ長官は説明した。

新しい統合ホットラインは、PNP、BFP、刑務所管理局(BJMP)および地方自治体を連携させ、警察・消防・医療・災害などあらゆる緊急事態に対する集中対応を可能にする。

DILGによれば、911サービスは無料で24時間利用可能。また、タガログ語、セブアノ語、イロカノ語、ワライ語、タウスグ語などフィリピン各地の方言にも対応している。「目標対応時間は5分以内で、危機にある通報者を支援する訓練を受けたオペレーターが待機しています」とDILGは述べた。

さらにDILGは、「対応遅延を最小化し、各機関の連携を強化することで、このホットラインは家庭や街中、すべてのバランガイにおいて、家族がより安全だと感じられるようにする」と付け加えた。

「提供元」http://philstar.com

弊社ではフィリピンでのお困りごとなどに対応しています。
お困りの際は、LINEにてお気軽にお問い合わせください。
友だち追加

LINEでマニラの最新情報をお届け!
マニラ旅行についてのご相談もお気軽に
お問い合わせください。