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フィリピン 首都圏マニラで路上駐車禁止措置
マニラ発 — メトロマニラ評議会(MMC)は昨日、首都圏全域での路上駐車規制を統一する条例を承認し、国道、マブハイ・レーン、その他の主要幹線道路での駐車を禁止しました。
首都圏開発局(MMDA)の規定によると、不法駐車は交通渋滞、事故、さらには緊急・重要サービスの妨害の主な原因のひとつとされています。今回の措置は、メトロマニラの駐車規則を一本化することを目的としています。
この規制では、国道の一次道路、交差点、横断歩道、消火栓や車庫の前、歩道、およびEDSA、ロハス通り、C-5、カティプナン通り、ショー大通り、アラバン=ザポテ道路など特定された路線での駐車を厳格に禁止しています。二次国道では、地方自治体の条例に基づき路上駐車が認められる場合がありますが、午前7時~10時、午後5時~8時は対象外とされ、新規制と整合することが条件となります。
違反者には統一違反切符(Uniform Ordinance Violation Receipt)が発行され、無人の車両や移動を拒否した車両はレッカー移動・保管されます。
また、同規制は国道沿いでの公共交通車両のターミナル設置を禁止し、各地方自治体に対し、管轄内に交通拠点を指定するよう求めています。
メトロマニラの各市長には、30日以内にこの新しい規制を精査し、既存の駐車関連条例を新方針に合わせることが義務づけられました。罰則とペナルティは2023年版「メトロマニラ交通法典」に基づき適用されるとMMDAは説明しています。
ポイ捨ては最高5,000ペソの罰金
一方、MMCは同日、首都圏のすべての市長に対し、公共の場でゴミをポイ捨てした者に最高5,000ペソの罰金を科すよう求める決議も承認しました。
MMC会長も務めるフランシス・ザモラ・サンフアン市長は、パシグ市のMMDA本部で行われた定例会議後の記者会見でこの新方針を発表しました。ザモラ市長は「ゴミは河川、運河、その他の水路に捨ててはならない」と強調しました。
メトロマニラの各自治体は、それぞれの条例を制定し、この決議を執行することが期待されています。ただし、パテロス町は罰金を5,000ペソではなく2,500ペソと定めました。
ザモラ市長は8月、首都圏のゴミ問題や洪水被害を背景に、ポイ捨てに対する罰金の引き上げを推進する考えを示していました。
「提供元」http://philstar.com
