フィリピンのATM でキャッシングする方法!
ATMキャッシングは、クレジットカードを使って海外のATMから現地通貨を引き出すことができるサービスです。旅行や出張で急に現金が必要になった場合、ATMキャッシングを使えば、簡単に現地通貨を手に入れることができます。フィリピンでは、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドに対応しているATMが多く設置されており、24時間利用できるため、非常に便利です。 フィリピンのATMでキャッシングするメリット 空港での両替が不要 フィリピンの空港で両替する際、手数料が高かったりレートが不利だったりすることが多いです。ATMキャッシングを利用すれば、空港での両替を避け、到着後すぐに必要な現地通貨を手に入れることができます。 現金を大量に持ち歩く必要がない フィリピンのATMを利用することで、大量の現金を持ち歩かなくても済みます。これは特に、治安を気にする旅行者や、短期滞在者にとって安心できるポイントです。必要な時に少額だけ引き出すことで、安全面でも優れた選択肢です。 必要な分だけ現地通貨を引き出せる クレジットカードのATMキャッシングでは、必要な額だけ引き出せるため、一度に大金を手にする必要がありません。これにより、計画的に資金を管理し、無駄な出費を抑えることができます。 24時間利用可能 フィリピンのATMは、街中の主要な場所やショッピングモール、空港に24時間設置されているため、いつでも現地通貨を引き出すことができます。特に、両替所が閉まっている時間帯でも利用できる点が大きなメリットです。 フィリピンのATMでキャッシングするデメリット クレジットカードの使い過ぎ ATMキャッシングは手軽に利用できる反面、気軽に現金を引き出し過ぎてしまうリスクもあります。必要以上にキャッシングを利用しないよう、計画的な使用が求められます。 キャッシングの限度額がある クレジットカードにはキャッシングの限度額が設定されており、1日に引き出せる金額も制限されています。大きな支払いが必要な場合は、あらかじめ限度額を確認しておくことが重要です。 カード紛失やスキミングのリスク 海外でのクレジットカードの紛失や、スキミング被害は重大なリスクです。万が一カードを紛失した場合は、すぐにカード会社に連絡して停止手続きを行う必要があります。また、ATMを利用する際は、信頼性の高い場所を選ぶことが重要です。 フィリピンのATMキャッシング手数料と利息 フィリピンでクレジットカードを使ってATMキャッシングを行う際には、現地のATM利用手数料が発生します。一般的に、200〜300ペソ(約400〜600円)の手数料がかかります。さらに、クレジットカードの発行銀行によっては、キャッシングに対する利息も発生します。日本の銀行では、年利15%〜18%程度が一般的です。短期間での返済を心がけ、無駄な利息を避けるようにしましょう。 フィリピンのATMでキャッシングする手順 フィリピンでATMキャッシングを利用する際の基本的な手順は以下の通りです。 (1) 対応しているカードブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)のロゴがATMに表示されているか確認。 (2) クレジットカードをATMに挿入。 (3) 暗証番号を入力し、選択肢から「キャッシング」または「Cash Advance」を選択。 (4) アカウントタイプを「クレジットカード」または「Credit Account」に選択。 (5) 引き出したい金額を入力(通常500ペソまたは1000ペソ単位)。 (6) 現地通貨(フィリピンペソ)を受け取り、カードも忘れずに取り出す。 フィリピンのATMでは、一度に引き出せる金額に上限があります。通常は1回あたり10,000ペソ(約20,000円)までですが、ATMの種類や銀行によって異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。 フィリピンでのATMキャッシング時の注意点 周りに人がいないか確認 ATMを利用する際は、周囲に不審な人物がいないかを確認しましょう。安全な場所で操作することが重要です。 古すぎるATMは使わない 古いATMはスキミング被害のリスクが高い場合があります。フィリピンでは、できるだけ新しいATMや大手銀行、空港内のATMを利用することで、リスクを最小限に抑えられます。 クレジットカードを取り忘れない 現金を受け取った後、カードをATMから取り忘れることがないよう注意が必要です。特に海外でのカード紛失は非常に危険ですので、ATM利用後は必ずカードの確認をしましょう。 まとめ フィリピンでのATMキャッシングは、現地通貨を迅速に手に入れる便利な方法です。手数料や利息を抑えるために計画的に利用し、安全にATMを使用することで、快適な旅行や出張を楽しむことができます。旅行中に現金が必要になった場合には、24時間利用可能なフィリピンのATMを活用して、スムーズに現地通貨を引き出しましょう。
フィリピン地元民に愛されるサリサリストア(Sari-Sari Store)とは?
[Facebook] https://www.facebook.com/groups/7016284478394759/ フィリピンを訪れると、街の至るところで目にするのが「サリサリストア」(Sari-Sari Store)です。この小さな店舗は、フィリピン全土に広がり、地元の生活に欠かせない存在となっています。「サリサリ」とはタガログ語で「いろいろ」という意味で、日用品から食料品まで幅広く取り扱っているのが特徴です。サリサリストアは、その利便性と親しみやすさから、地元の人々だけでなく、観光客にとってもフィリピンの生活を垣間見る場として人気です。 サリサリストア(Sari-Sari Store)の特徴 家庭的な雰囲気 サリサリストアは住宅街や路地の角に点在しており、ほとんどが家族経営の小さな店舗です。大型スーパーマーケットとは異なり、アットホームな雰囲気が漂い、店主との距離も近いのが特徴です。観光客にとっても、地元の雰囲気を感じられる場所として魅力的なスポットとなっています。 多種多様な商品 サリサリストアでは、飲料やスナック、お菓子、米、インスタント麺、缶詰、石鹸、洗剤、シャンプーなど、生活に必要なものが一通り揃っています。多くの商品はフィリピン国内ブランドですが、コカ・コーラやネスレなどの国際的なブランド商品も手に入ります。観光中に急に必要になったものも、すぐに手に入るのが魅力です。 少量販売のメリット サリサリストアの最大の特徴は、少量販売が一般的であることです。例えば、シャンプーや洗剤は1回分の小さなパックで購入できるため、必要な分だけを購入することができます。これは特に、経済的に節約したい地元の住民にとって大きな利点です。また、観光客にとっても、試しに少量購入してみたい商品が手軽に手に入るのも嬉しいポイントです。 サリサリストアの価格帯と営業時間 サリサリストアの商品は非常にリーズナブルです。大型スーパーに比べると少し割高な場合もありますが、観光客にとっては手頃な価格です。例えば、ジュースやスナックは5ペソから15ペソ、インスタントラーメンは10ペソから20ペソ程度で購入可能です。さらに、冷蔵庫に入った飲料やビールも1本単位で購入できます。 営業時間は店舗によって異なりますが、早朝6時頃から夜遅くまで営業していることが多いです。地元の住民にとっては、日常生活の一部として欠かせない存在であり、ちょっとした買い物に非常に便利です。 サリサリストアが愛される理由 コミュニティの中心地 サリサリストアは単なる小売店ではなく、地域のコミュニティの一部として機能しています。近所の住民が集まり、雑談を楽しむ場にもなっており、フィリピン特有の温かい人間関係を感じることができます。観光客にとっても、地元の人々との交流を楽しむことができる場所です。 アクセスの良さ サリサリストアは至る所にあり、わざわざ大型ショッピングモールやスーパーに行かなくても、徒歩圏内で必要なものを購入できます。特に車を持たない地元の人々にとっては、この利便性が大きな魅力です。 経済的負担を軽減する少量販売 日常的に必要なものをその都度、少量ずつ購入できるため、経済的負担が軽減されます。特に低所得層の人々にとって、サリサリストアは生活を支える重要な存在です。 観光客にとっても便利な存在 旅行中に突然必要なものが出てきた場合でも、近くのサリサリストアで水や軽食、日焼け止め、ティッシュなどを簡単に手に入れることができます。地元の人々との会話を通じて、フィリピンの温かい人々との触れ合いを楽しむのも、観光の醍醐味です。 サリサリストアで購入できる人気商品 スナック菓子 フィリピン独自のスナック菓子「チッチャロン」や、コーンスナックの「ピローズ」が人気です。観光客にもおすすめの軽食で、フィリピンならではの味を手軽に楽しむことができます。 フィリピン産のジュースや飲料 マンゴーやココナッツを使ったジュース、地元のビール「サンミゲル」もサリサリストアで手に入ります。観光中の暑い日にぴったりです。 インスタント麺や缶詰 夜遅くに小腹が空いた時には、フィリピンで人気のインスタントラーメン「Lucky Me!」やツナ缶が便利です。家庭でもよく使われるこれらのインスタント食品は、サリサリストアでも定番の商品です。 まとめ フィリピンの「サリサリストア」は、地元住民の生活に欠かせない重要な役割を担い、観光客にとっても便利な存在です。手軽に日用品や軽食を購入できるだけでなく、地元のコミュニティに触れる貴重な機会でもあります。フィリピン旅行中には、ぜひ近くのサリサリストアに立ち寄り、地元の人々と交流しながら、フィリピンならではの生活文化を体験してみてください。
Quezon city(ケソン市)洪水軽減活動のためにバランガイを活用
ケソン市政府、洪水対策強化に向けた「Tanggal Bara, Iwas Baha」プログラムを開始 ケソン市政府は、この雨季における洪水緩和対策を強化するため、「Tanggal Bara, Iwas Baha」プログラムの一環として、142のバランガイ(村)を活用すると発表しました。 ◉ バランガイの役割 2024年10月3日のプレスリリースによると、ジョイ・ベルモンテ市長は、市内のバランガイに対して、詰まった排水システム、下水道、道路の排水口、マンホール、インターセプターの清掃を優先するよう指示しました。ベルモンテ市長は、 清掃と排水改善は市政府だけでは十分に行えないため、バランガイの関係者および住民の協力が必要であると強調しました。 -「各バランガイが自分たちの管轄内で排水システムの定期的なメンテナンスを行うことで、この目標は達成できます」と市長は述べています。 ◉ 洪水被害の多いバランガイ 特に、洪水の被害が多いバランガイとして、以下の地域が挙げられています。 (1)デル・モンテ (2)マサンボン (3)バゴン・シランガン (4)ドーニャ・イメルダ (5)ロハス (6)タタロン (7)アポロニオ・サムソン これらのバランガイは、ハバガット(南西モンスーン)や台風カリーナの影響を大きく受けたとされています。ベルモンテ市長は、気候変動による台風やモンスーン雨の増加が、これらの地域にさらなる悪影響を及ぼしていることにも言及しました。 ◉ プログラムの成果と今後の展望 このプログラムにより、これらの地域で洪水がより迅速に引くことが期待されています。 ケソン市エンジニアリング局(QCED)のデータによれば、2024年1月から9月までに、 市政府は647件の排水管の詰まり除去作業を実施し、約50台分のゴミを回収しました。 また、2023年以降、市政府は61件の洪水制御プロジェクト(道路および排水プロジェクトや水路インフラ)が実施されており、224の雨水貯水システムや148の提案された洪水調整池を通じて、グリーンエンジニアリングの取り組みも進められています。 このような施策を通じて、ケソン市は持続可能な洪水対策を進めており、今後もさらなる改善が見込まれます。
フィリピン 兵士と警官がコタバト住民のために献血を実施
◉ フィリピン、コタバト市 — 9月29日(日)、コタバト市にて警察官やフィリピン海兵隊、 陸軍のメンバーが参加する献血活動が行われ、社会的に弱い立場にある人々を支援するための人道的取り組みが実施されました。 この献血活動は、コタバト・ホスト・ライオンズクラブ・インターナショナル地区301-Eと、 コタバト市に拠点を置くフィリピン海軍第5海兵大隊が共同で企画し、コタバト地域医療センター、コタバト市保健所、バンサモロ地域政府の保健省が支援しました。 ◉ 海兵隊員やコタバト市警察署員、マギンダナオ・デル・ノルテに拠点を置く陸軍の機械化部隊のメンバー、そして一般市民を含む40名以上がコタバト市の第5海兵大隊本部で行われた献血イベントに参加し、血液を提供しました。第5海兵大隊は、マギンダナオ・デル・ノルテ州バリラにあるイラヌン・キャンプに拠点を置く第1海兵旅団の部隊です。 ライオンズクラブの関係者の一人である同クラブの副会長、ダニエル・ウレップ氏は、 プロジェクトの推進を手助けしてくれた第5海兵大隊の指揮官、レスター・マーク・バキー中佐に感謝していると記者に語りました。献血活動で集められた血漿は、血液銀行に保管され、政府の病院や診療所で治療を必要とする貧困患者のために使用される予定です。
オカダマニラ「COVE」が10月19日にネオンフルムーンパーティーでライトアップされる!
マニラ、フィリピン — オカダマニラのコーブマニラでは、10月19日に 「Glow in the Dark: A Neon Full Moon Party」と題した今年最大級のイベントの一つが開催されます。 このイベントでは、鮮やかなネオンライト、心躍るビート、そしてフィリピンのトップDJたちによる目を引くパフォーマンスがゲストを魅了します。 ヘッドライナーには、2014年からアジア各地のフェスティバルに出演しているDJルアンや、 アリウ・アワードのベストDJ殿堂入りを果たしたDJジェニファー・リーが登場します。 さらに、DJキャミーVやフィリップ・ジャポールも独特のエレクトリックリズムでステージを盛り上げます。 イベントのホストはMCのカッポが務め、夜を通してエネルギーを維持します。 ゲストは、コーブマニラ内に設置された光るフェイスペイントコーナーでなど、 さらに今回のイベントのテーマでもある「Glow in the Dark」に没入することができます! また、イベントをさらに盛り上げるため、オカダマニラ・エンターテイメント・グループ(OMEG)による空中パフォーマンス、ファイヤーダンサー、LEDドラマー、竹馬パフォーマーなどの壮大なパフォーマンスや、賞品が当たる楽しいゲームも予定されています。 ◉ 「Glow in the Dark: A Neon Full Moon Party」のチケットは、SMチケットで購入可能です。一般入場券は1,800ペソ(ネット)からで、2杯分のドリンクが付いた無料のドリンクバケット引換券が含まれています。また、グループ向けのテーブルパッケージも用意されています。
フィリピンのインフレ率は2024年9月に1.9%に鈍化
フィリピン統計庁(PSA)は金曜日、9月の消費者物価指数(CPI)が年率で1.9%に減速し、過去4年以上で最も低い水準に達したと報告しました。これは、食品、交通、住宅、そして水や電気などの公共料金のコスト上昇が緩やかになったことが要因です。 PSAの速報データによると、9月のインフレ率は前年同月比で1.9%に低下し、8月の3.3%や2023年の6.1%から大幅に減少しました。この数値は、フィリピン中央銀行(BSP)が予測していた2%から2.8%の範囲を 下回り、先週実施された10人の経済学者によるインクワイアラーの調査で報告された平均2.6%のインフレ予測も下回っています。 ◉ PSAは声明で「9月の全体的なインフレの減少は、主に食品およびノンアルコール飲料の指数が前月の3.9%から1.4%に鈍化したことによる」と述べています。9月のインフレ率は、2020年5月に記録された1.6%以来、4年以上で最も低い成長率です。季節要因を除いた月次インフレ率も9月には0.1%減少しました。1月から9月までの平均インフレ率は3.4%で、2023年9月の6.6%よりも良好な結果となっています。
フィリピン 2024年には米の輸入量が増加する傾向
農業省(DA)は水曜日、今年の輸入量が2023年を上回る可能性があると述べました。 インタビューで、DAのアーネル・デ・メサ補佐官は、安定した米供給を維持するために、国内の豊作を補完するために、輸入業者が昨年の輸入量を上回る可能性があると述べました。 ◉ ほとんどの輸入は第4四半期に到着するため、過去の統計的なデータを見ると、昨年の360万トンを超える可能性があります」と彼は述べました。9月26日時点で、DAは319万5000トンの米輸入が記録されています。 「エルニーニョがあっても、収穫は順調で、被害はわずかだったため、十分な供給があります」とデ・メサ氏は語りました。 以前、DAはエルニーニョ現象や天候の影響、ラニーニャによる影響を受け、予想される米の生産損失が50万トンから60万トンを超える可能性があると述べていました。 エルニーニョによる被害について、DAは農業に153億ペソの被害があり、全国15地域で333,195人の農家と漁師が影響を受けたと報告しています。 それでもDAは、ラニーニャの影響にもかかわらず、米の生産量が2,040万トンに達するか、少なくとも 昨年の2,000万トンの生産量に匹敵することを期待しています。
フィリピン 離婚を合法化する法案 / 全フィリピン人に希望を与える
フィリピン・マニラ — ヴェロニカ・ベベロさんは、マニラの米国大使館内で警察に取り調べを受けた際の絶望感を今でも鮮明に覚えています。国家捜査局(NBI)の捜査官たちは、彼女が米国ビザ申請で偽の結婚無効証書を使用した理由を問いただしました。涙を流しながら、マニラ在住の鍼灸師である彼女は「これは悪夢よね?」と何度も心の中で叫んだと振り返ります。 ベベロさんは、新型コロナウイルスのパンデミックが通常の裁判手続きを進める妨げとなったため、結婚無効を急ぐべく、ある女性に頼ったといいます。その女性は、裁判官だと偽り、速やかな無効手続きを約束しました。ベベロさんと米国在住の 婚約者は、法的および管理費として約50万ペソ(約88万6,000円)を支払いましたが、さらに速やかな無効を約束するために、21万ペソ(約37万2,000円)を追加で支払いました。しかし、彼女の結婚無効は実現しませんでした。警察から知らされたのは、彼女が詐欺に遭っていたという事実でした。 ◉ 「私は他の人が手に入れた結婚と同じように、平穏な結婚生活を望んでいるだけです。もしそれが手に入るなら、私もそれを手に入れたい」とベベロさんは語り、多額の金銭を失ったことで婚約が破談になったことを明かしました。 彼女がこれほどまでに結婚無効に執着したのは、フィリピンがバチカン市国を除き、 世界で唯一離婚を認めていない国だからです。 その結果、フィリピンの夫婦が関係を解消するためには、結婚無効という非常に厳しい手続きを経るしか選択肢がありません。特に低所得者層にとって、カトリック教徒が大多数を占めるフィリピンでは、無効手続きには約2年を要し、費用はおよそ50万ペソかかるうえ、通常は虐待や深刻な不適合などの極端な理由が必要とされています。 しかし、最近の法改正により、この状況がついに変わる可能性が出てきました。 2023年6月には、「絶対的離婚法案」が下院を通過し、上院へと移行しました。ベベロさんや他の支持者たちは、この法案が特に高額な無効手続きが負担となる配偶者にとって、救済の道となると考えています。この法案の主な提案者の1人であるアーリーン・ブロサス議員は、「他に解決策がない結婚に対する救済策を提供する」と説明しています。ブロサス議員は、特に「虐待的な家庭に閉じ込められた経済的に困窮している女性たち」にとって、この法案が救済策になると主張しています。 一方で、保守派の上院議員たちは法案に強い反対意見を表明しており、離婚ではなく無効法の改正を検討すべきだと提案しています。「離婚ではなく、結婚無効をもっと受け入れやすくし、手続きを簡素化する方法を検討してはどうか」と、上院議員のジンゴイ・エストラダ氏は今年初めに声明を発表しました。約80%がカトリック教徒のフィリピンでは、カトリック教会がこの法案に対して最も強く反対しており、フィリピン司教協議会(CBCP)の広報担当であるジェローム・セシリャーノ神父は、 議員たちに「既存の法律を修正するのではなく、なぜ離婚を推進しているのか」と問いかけました。セシリャーノ神父は、離婚法案が提出された背景には「悪徳弁護士」が無効手続きのために高額な手数料を請求していることがあると批判し、現行の結婚無効制度が「貧困層に不利」なものであると指摘しました。そのため、離婚法案では無効手続きの費用を50,000ペソ(約88,600円)に制限する提案がなされており、これは無効手続きの通常の費用の一部にすぎません。女性団体ガブリエラの弁護士であるミニー・ロペス氏は、無効手続きが高額であるのは、結婚を解消することを難しくするために設計されていると指摘しました。 「Divorce for the Philippines Now-International」のシシ・ロイエンバーガー-ジュエコ氏は、ベベロさんのように結婚を解消しようとする人々を狙った詐欺師が横行していると警告しています。2023年10月、最高裁判所はNBIにこの問題を調査するよう命じました。 ロイエンバーガー-ジュエコ氏によれば、非常に少数の女性が詐欺師に対して告訴に踏み切ることが多いです。 ◉「彼女たちは恥ずかしいと感じてしまうのです。時には、半額の返金で和解してしまうこともあります」と彼女は語っています。 最新のフィリピン統計局(PSA)の国勢調査によると、フィリピン人のわずか1.9%が無効、または別居、離婚を経験しており、後者は海外で結婚した人々を含んでいます。また、調査結果によると、労働力に参加している女性の割合はわずか51%で、男性の75%に比べてはるかに低く、フィリピン女性の半数が配偶者や家族の収入に依存していることが示されています。 離婚の合法化には移行期間中の課題も予想されます。2021年のPSAの調査では、女性の貧困率は18.4%で、2018年の16.6%から増加しています。また、女性は農村地域の住民や子どもに次いで、経済的に脆弱な層の第3位に位置しています。
Nueva Ecija(ヌエバ・エシハ州)の10代の少年の昏死容疑で容疑者が警察に出頭
18歳のレン・ジョセフ・バヤンさんの死亡事件に関与したとされる容疑者の一人が、水曜日に ヌエヴァ・エシハ州のジェーン市警察署に自首し、自身の無実を証明しようとしています。 この男は、バヤンさんと他の数名の新入生が、地元のTau Gamma Phiフラタニティ支部に参加するために入会儀式を受けたとされる場所の所有者とされています。ヌエヴァ・エシハ州警察の発表によると、容疑者の供述に基づき、彼は自宅の隣の土地をフラタニティのメンバーに使用許可を与えたとのことです。 ◉ 「1週間前に、彼らがその場所を使ってもいいかと尋ねてきました…彼はそれを許可しました」と、警察広報官のノエミ・ゴゴタノ大尉は語りました。しかし、メディアとのインタビューで容疑者は、事件が自分の敷地内で起こったことを否定し、 実際のハジングには関与していないと主張しています。 「それは私たちの家でもなく、私たちの土地でもありません。隣の区画です…私は現場にはいませんでした。2年間そこに関与していません」と彼は述べています。 それでも、警察は容疑者が起訴されるとしています。「このような犯罪が発生した場合、一番多い言い訳は『自分はそこにいなかった、関与していない』というものです」とゴゴタノ大尉は語りました。 現在までに、当局は事件に関与したとされる6人の容疑者に対して司法省に訴えを提起しました。その中には、バヤンさんの遺体を日曜日に家族の元に届けたフラタニティメンバー2人も含まれており、彼らは現在逃亡中です。彼らは、殺人罪および2018年反ハジング法違反の可能性のある容疑に直面しています。 当初、警察は反ハジング法に関連して過失致死罪を検討していましたが、証拠がハジングが計画的であった可能性を示したため、告発は殺人罪に引き上げられました。 ◉「殺人罪となると、保釈は認められません。逮捕状が出れば、彼らは保釈金を払って釈放されることはありません」とゴゴタノ大尉は説明しています。 バヤンさんの遺体の検死結果は、死因が出血性ショックであり、心臓の問題はないことを示しました。 ◉「心臓に問題があったかどうかを確認しましたが、問題はありませんでした。死因は、太ももの裏の打撲によるものでした。非常に激しく叩かれていたのです」とゴゴタノ大尉は説明しました。 被害者の親族は、事件が進展していることに安堵しています。バヤンさんの母親は、息子の棺にヒヨコを置き、正義が早く訪れることを願いました。 少しは心の痛みが和らぎました。これからも進展があることを願います。そして、まだ逃げている人たち、どうか名乗り出てください」と彼女は述べました。 ◉「このヒヨコは、良心の呵責を象徴しています。ヒヨコがつつくように、彼らの良心が責め立てることを願っています」と彼女は付け加えました。 彼女は政府に対して、反ハジング法の施行をさらに強化するよう求めました。 ◉「これ以上、子どもを失った母親が嘆くことがないように」と彼女は涙ながらに訴えました。 バヤンさんは、ヌエヴァ・エシハ州ジェーン出身の高校11年生で、2024年9月29日に隣町のサン・レオナルドで、フラタニティの入会儀式中にハジングで死亡したとされています。この日は彼が儀式に出発した日でもありました。 ※ フラタニティとはギャングのような集団のことを言います。